第2話 第二の啓示

20xx年5月、又エジプトのスフィンクスと三つのピラミッドが前の様に姿が変わり輝き出した。

ただ今回はもう一つ現れ輝いていた。

それはもう一つのスフィンクスで実は一対だったのだ。

場所は前からある物の北の丘が崩れ現れた。

そしてもう一つ遠く離れたバチカンのサン・ピエトロ広場のオベリスクが光輝いた。

不思議な事にイタリアには他に12本のオベリスクがあるが輝いていなかった。


世界中が又沸いた、前回の様にエジプトに観光客が集まった。

だが前回と違うのはイタリアだ、サン・ピエトロ広場には教皇選出つまりコンクラーヴェの時よりも人々が集まりイタリア中の人が集まったのではないかと言われる程に人で溢れた。


今回エジプトではスフィンクスを正面から望める場所にカメラが設置されておりエジプト政府から全世界に公開された。

それには前回の様な人物は映っていなかった。

サン・ピエトロ広場のカメラは一人の男が手を上に突き上げている様子を捉えていた。

だが残念な事に今回も後姿で光の中に消えてしまっていた。

そして今回も一週間で光は消えた。

幸いな事にエジプトでもイタリアでも病院に運ばれた人は居なかった。


各国の研究機関と諜報機関はエジプトとイタリアに調査に入ったが何も新たな発見は無かった。

この二度の現象で一人の男なのか別々の男なのかは不明だが・・・探す方法をアメリカのFBIの分析官が考え出した。

それは一人としての仮説で一度目と二度目の同時期にエジプトとイタリアに入国していた東洋系の人物を相互参照するものだった。

この提案を受けたNSA、アメリカの国家安全保障省が動きエジプトとイタリアに情報提供を要請した。

承諾は直ぐに得られたが情報収集に手間取り絞り込みは遅々として進まなかった。

イタリアでの現象の二か月後、10名の東洋人の名前が上がっていた。

情報が集まるにつれ増えて行った。

NSAではCIA、FBIの強力を得てそれらの人々の身辺調査を始めていたが、この人物だとの決めてに欠けていた。

そして月日は流れた。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る