第2話 第二の啓示

20xx年6月、又エジプトの大スフィンクスと三つのピラミッドが前の様に姿が変わり輝き出した。

ただ今回はもう一つ輝く物が増えた。

遠く離れたバチカンのサン・ピエトロ広場のオベリスクが光に包まれ輝いた。

不思議な事にイタリアには他に12基のオベリスクがあるのに輝いてはいなかった。


世界中が又沸いた、前回の様にエジプトに観光客が集まった。

だが前回と違うのはイタリアだ。

サン・ピエトロ広場には教皇選出つまりコンクラーヴェの時よりも人々が集まりイタリア中の人が集まったのではないかと思わせる程に人々で溢れた。


エジプトでは前回の後、エジプト政府により大スフィンクスを正面から望める場所にカメラが設置してあったので、その映像が全世界に公開された。

それには前回の様な手を翳す人物は映っていなかった。

しかしサン・ピエトロ広場に常設してある監視カメラは一人の男が手を上に突き上げている様子を捉えていた。

だが残念な事に今回も後姿で顔が映っておらず光の中に消えてしまっていた。

そして今回も一週間で光は消え姿も元に戻った。

幸いな事に前回のエジプトでの怪我人の報道が教訓になったのか、エジプトでもイタリアでも触る者がいず病院に運ばれた人は居なかった。


各国の研究機関と諜報機関はエジプトとイタリアに調査に入ったが何も新たな発見は無かった。

この二度の現象で一人の男なのか別々の男なのかは不明だが・・・アメリカのFBIの分析官が考えた案を採用する事になった。

それは二つの事件が一人によるものとしての仮説で一度目と二度目の同時期にエジプトとイタリアに入国していた東洋系の人物を探す事だった。

この提案を受けたNSA・アメリカの国家安全保障省が動きエジプトとイタリアに情報提供を要請した。

承諾は直ぐに得られたが情報収集に手間取り絞り込みは遅々として進まなかった。

イタリアでの現象の一ケ月後、10名の東洋人の名前が上がっていた。

その人数は情報が集まるにつれ増え、調査して減りの繰り返しだった。

NSAではCIA、FBIの強力を得てそれらの人々の身辺調査を始めていたが、この人物だとの決めてに欠けていた。

そして月日は流れた。


<つづく>

2025/04/10 更新




  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る