1つ目の悩み
アイドルの悩みを僕が勝手に考えて書いたということをご了承ください。
そういって連れてこられたのは
「ん?なんでまた体育倉庫に」
「そんなの決まってるじゃないですか!
私の悩みを聞いてもらうためですよ」
「あぁ」
つい変な声が出てしまった。
「それで悩みって?早く帰りたいんだけど」
「もっと私と一緒にいたくないんですか?
こんなかわいいかわいい人気アイドルと体育倉庫で二人っきりなのに」
なんなんだこいつは
「はいはい。それで悩みって?」
彼女はむぅーとしながら話し始めた。
「私はアイドルです
高校生でアイドルなので外に出たらめちゃくちゃバレます。
しかもプライベートでも
バレてサインを求められるくらいなら私だって嬉しいです、
なのに顔も見たこともない人がいきなり私に告白してくるんです!
いきなりですよ!いきなり!
私は顔も見たことないし一方的に告白されてもって感じです。
学校でも数え切れないほど告白されて...
私、告白ってなんなんだろうって...」
「私の一個目の悩みはこれです!」
「は?これですって言われても」
「今まで話し聞いてましたか?」
「いや、聞いてたけど...
これ聞いて俺は何したらいいの?」
「私、今まで抱きしめられたことないんです
なので私を抱きしめてください!」
は?話ぶっ飛びすぎじゃね
「無理」
「えっ、」
「いや、だから無理」
「なんでですか!
ただ抱きしめるだけでいいです!
しかもかわいい子を抱きしめられるんですよ
むしろご褒美ですよね」
「いや、だって他の男子から標的の的にされるのは嫌だし」
「お願い聞いてくれなかったらどうなるか
私、体育倉庫で無理やりされそうになった
っていいふらしますよ!
いいんですか?」
「あーもう分かった分かった。
抱くだけでいいんだろ」
「はい。」
◇ ◇ ◇
あ〜男の子らしいたくましい体が、、
温かい、ぬくもりが、
しっかり君の匂いもする
やっぱり昔から匂い、変わってないな...
しかもこの安心感、昔のまんまだ、
「これでいいか?」
「はい!ありがとうございます
なんかすごい興奮してるようにも見えましたけど」
「いや!興奮なんてしてないから!」
「どうだか...
じゃあまた明日もよろしくです!」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます