第5話 ち、千鶴?

翌朝、僕はあまり眠気が取れないまま学校に登校していった。


まだ、河崎さんの質問攻めは終わってないんだ。

そんな事を思いながら朝のHRが始まるまで寝た。


いつもと変わらない時間。

つまらない時間。

僕はそんな時間が早く終わることを願いながら授業を聞き流した。


 〜放課後〜

そういえば昨日言ってた河崎さんの悩みを

聞く〜的な奴今日聞かなきゃいけないのか?

まぁ、バレなきゃいいかな、

どうせ河崎さんは今も男子や女子と喋ってるし。

そんなことを思いながら教室を出ようとした

すると後ろから誰かにつつからた。

「ねぇーちょっと待ってよ!

ごめんね、みんな。

私このあと彼と用事あるから〜」

わざとらしくそう言って僕の左腕に抱きついてきた。

「おい。お前。わざとあんな大きな声で言う必要はないだろ。」

「お前って誰のことかな〜?」

何だこいつ

「分かったよ。千鶴。」

彼女はニコッと笑ってくれた。

「今日、聞かなきゃいけないの?話。」

「当たり前!」

それじゃあいくよ!

そう言わんばかりに僕の腕を引っ張っていった。

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