第4話 「だ、め、ですか?」

「私の話を放課後、聞いてくれるだけでいいんです...

だ、め、ですか?」

そう言って彼女はあざとい言い方で僕のことを上目遣いで見つめた。

くっ、なんだこの小動物みたいな可愛さ

「あーわかった、わかった、

君の話を放課後、聞くだけでいいんだよな

それだけならいいよ」

「ホントですか!ありがとうございます!

それと私のことは千鶴って呼んでくださいね。」

そう言って彼女は帰っていった。

「ちょっ、ま、」

ホントに呼ばなきゃいけないのか?

明日からが不安だ。

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