第3話 河崎千鶴のお願い

「ごめん、君の言ってることが僕の頭じゃ

 到底わかりそうじゃないんだけど。

  もうちょっと詳しく言ってくれる?」

「ごめんなさい。つまり、私はいつもアイドルとして見られてきました。

河崎千鶴という一人の女の子ではなく。

そして私はアイドルとして友達にもたち振る舞って来ました。

でも。私も一人の人間です!

私も、アイドル活動で溜まった愚痴を一人の女の子として誰かに話してスッキリしたいわけです!」

な、なるほど?

「よく言っている意味がわかんないけど、

僕に何かをして欲しいってこと?」

「お察しの通りです。これからあなたには放課後に私の愚痴を毎日毎日、聞いてもらいたいわけです!」

この子は、頭大丈夫なのか?

話、飛びすぎじゃない?

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