第2話 2020年04月04日:発症
朝起きると喉には若干違和感はあるが、体調的には問題なし。
テレワークに向けてヘッドセットを探しに電気屋に行く余裕もあった。
家に戻ると喉の違和感が若干、増したような。
また下痢まではいかないが、お腹も緩い。
急に心配になってきて、熱を測ると37.1度。
平熱が35度台と低い(後に思い違いと判明する)ため、普通の人の換算で38度越え。
もしかしてコロナウイルスか?と震える。
夕べは妻子と一緒の部屋で寝ている。
今更ながらだが、自宅内隔離。
と言っても古い和風の狭い一戸建て。トイレは当然一つ。
妻と子は少し離れた部屋で寝ることはできるが、厳密な隔離は到底不可能。
私が触ったところがすべて汚染されていると思うと気がおかしくなりそう。
布団に入りながらスマホ片手にネットを調べると、コロナウイルスの症状に当てはまる物ばかり目に入る。
特に私が顕著なのは以下の症状。
①のどの痛み
②鼻づまり
③目の痛み、めやに
④下痢(そんなに酷くないが)
当てはまる症状を読むたびに心臓の鼓動が高まる。
咳や倦怠感こそあまりないが、どれも当てはまる。
他の症状も読むと当てはまる気になってしまうのが恐ろしい。
横になっても眠れず悩む
ただこの時点では私が居なくなればよいだけ、と少し楽観的に考えていた
一人車を運転し、使っていない田舎の家に疎開するか、ホテルに行くかなどして様子を見ればよいかと自分を納得させた。
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