第40話 5/1-A 昨晩のキャンプ~焚き火について
朝は涼しかったのに! 気温がどんどん上がってるよ!
「まあ五月になっちまったからねー」
と奴は言うし実際そうなんだけど、さすがに午後になってはへろへろ。
ゆうべつい久々に庭キャンを草刈りの後に! やったからその疲れがもろに来てるなー。
裏庭でのキャンプは楽しかったんだぜ。別に何をどうってことないんだけど、久しぶりにテント張ってー、椅子出してきてー。 まあ冬中しまってあったテントを干すという意味もあるんだよな。
三人入れて、一応二人で使うと快適、という感じの。
張るときには風の向きも気をつける。
焚火台は簡単な奴だけど、その横にブロック積んで、更にその上に使わなくなった金属製のでかい台所の水切り台を乗せると、廃物利用だけどまあ簡単な焚き物台になる。
鍋持ってきて、野菜と肉ぶつ切りで煮込んで。そこまで煮てから「どれにする?」と家の中から持ってきただし醤油だかシチューのルウだか牛乳だかコンソメスープの素だかウスターソースだかトマト缶だか、近いのをいいことにスーパーかご一杯に持ち出してきたものであれがいいこれがいいと選んだ。
ちなみに裏庭と屋外の水道は「すぐそこ」ではないけどまあ遠くもない。元々畑に水をやることを念頭に置かれてるから。
米も持ち出してきて、これも鍋で炊く!
奴の兄貴は飯ごうも持ってたけど、どうもワタシは使うのは得意じゃないし。
「焚き物持ってきたよー」
これは殆ど奴の竹細工の残材だ。これがまた実によく燃える。
竹はそのまま突っ込んだら、最近取った奴じゃまず水分多すぎて煙で大変。乾いてたとしてもはじける。
じゃあ何を使うかというと。
ともかく残材が出るんだと。切って割って剥いでとかやってると。逆に言えば、使える部分がそれだけ少ないってことなんだよな。
で、その部分以外の剥いだとこ。薄いんだよ。そんで割と早くからっからになる。
これがまたよく燃えるんだな。
なので沢山ある時にはそれを一気に燃やすし、他の樹の枝(これもある程度乾かしてからだけど)がある時には着火剤代わりに使う。
ともかくすぐに点く。これはありがたい。
ただ燃えてしまうのも早いから、その辺りの調節は必要。
だから今日は少し離した横に滅茶苦茶沢山置いてある。冬中の残材を一気にでかくてぶ厚い帆布バッグに入れて奴が持ってくるんだよな。
そんで周囲の木々がどうか確かめてから火をつけるというわけだ。
さてさて。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます