桃太郎の凶行はなぜ防げなかったのか?

全く身に覚えのない無実の罪で、幸せな日常や財産などを奪われた富裕島の富裕層たち。

彼らはただ自分たちの希少な資源を隣の島にも分け与えながら暮らしていただけでした。


桃太郎は、いつも接している老人たちが発する情報を疑う事もせず、自分で真偽を確かめることもせずに、言われた通りに凶行へと進みました。


これは、今の時代で言えば、ネット上の情報やテレビやラジオ、新聞の情報などあらゆる情報収集の手段がある中で、自分が正しいと信じた一つの媒体や情報源からの情報を元に行動してしまう人たち=桃太郎ではないでしょうか。


ネットで気軽に自分の意見を発信できる現代は、たった一つの言葉で他人の権利や資産を奪う可能性があります。他人の発言に賛同するアクションや、その発言を拡散するアクションも、その発言への同調意見となります。


多くの人が、自動的に目に入った情報を純粋に信じ、その情報真偽を確かめずに自分の行動へと繋げていく怖さを、この桃太郎を皮肉った童話から感じてもらえたらと思います。

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村人たちに騙された桃太郎 乃木希生 @munetsu

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