在原業平の歌、この企画にぴったりですよね。平安のプレイボーイが遺した歌は、今も恋人たちの心をざわめかせるようで。
静かで落ち着いた雰囲気が読んでいて心地よかったです。
素敵な物語をありがとうございました。
指摘があるとすれば、ちょくちょく文冒頭の改行が漏れてたのと、『最期』という言葉の使い過ぎですかね。普通に『最後』でいいと思いますよ。葉太か桜子さん、どちらか死んじゃうのかと思いました。
あと、これは完全に私の好みの問題なんですけど、『貴女より彼女のことを愛しています』は違和感があります。人に向ける愛情を測るのはもちろん難しいことですけど、そこは『乗り換えた』んじゃなくて、『同じように愛する』ではダメですか?
折角三人で築いた絆を、桜花さんだけ置き去りにしてしまったみたいでちょっと寂しいなと思いました。
作者からの返信
ご感想ありがとうございます。なかなか変換ミスと誤字脱字がなくならなくて申し訳ありません。
最後の文章はもう少し考えてみます。
落ち着いた筆致で淡い恋の行方が描かれていました。
お題にそったきれいなハッピーエンド。読みやすいですし小説としての完成度は高いと思います。
欲を言えばもう少し秋田の中での二人の葛藤があっても良かったかもしれないですね。秋田が淡々としているだけに、あっさりと乗り換えたという印象を抱きかねません。
それとまた細かい点ですが、理系が得意という設定があるにしても、マイクロチップは一般人の手におえる代物ではないと思います。マイクロSDカードならサイズ的に舞台装置として使えるかもしれません。
作者からの返信
各話に感想とご指摘ありがとうございます!
少し遅くなってしまいますが何とか修正できるよう努力してみます。
こんばんは。企画から参りました薮坂です。
お題に対するストレートな回答!
いいですね、ハッピーエンドは大好きです。
物腰柔らかな先生が主人公なので、物語は静かに感じますが、胸中はそうじゃない、と読み取れるところが素敵ですね。純文学を味わっているような感想を持ちました。
王道には王道の良さがあると、改めて感じることができる素敵な作品だと思います。
指摘は苦手なのですが、今回の企画にのっとって少しだけ。
小説の作法というか、書き方に則って書かれてみてはいかがでしょう。
小説の作法とは、行頭を一文字下げること、三点リーダやダッシュは二つ分を基本の形とすることという、小説を書く時に良いとされているルール的なものです。
もちろんこれを必ず守らなければならない、という訳ではありませんが、このルールに則って書くと、読者が増える可能性があります。「ルールに沿っているから読もう」という読者はいても、逆はいません。ですので、この素晴らしいストーリーを色んな人に見てもらうため、一考してみてはいかがでしょうか。
ともあれ、本当に素敵な物語でした。ありがとうございました!
作者からの返信
ご意見ありがとうございます!
縦読みにしてみると段落のない違和感が凄かったです。頑張って直してはみました。
これから書くときにも気を付けていきます!
丁寧でしっとりとした、桜の季節のお話だなと思いました。和歌の使い方も効果的ですね。ロケットの中にマイクロチップのアイディアもいいなと思いました。
お題の回収もじっくり考えられたんだろうなあという印象です。
気になったところは、読点(、)の少なさです。
もう少し読点を増やして文章のバランスを整えると、さらに読みやすくなるのではと思いました。
例えば、
それをパソコンで読み込んで見てみるとそこには紛れもない桜花から僕へのメッセージがずらりと並んでいた。
↓
それをパソコンで読み込んで見てみると、そこには紛れもない桜花から僕へのメッセージがずらりと並んでいた。
とすると見やすいかなと。もっともこれは個人の好みもあると思うので、ご参考までに、です。完結お疲れ様でした。
作者からの返信
ご指摘、ご感想ありがとうございます!
句読点は小学生の頃からの課題なので克服できるよう修正してみます。
編集済
企画から来ました。
春の日々にぴったりな甘い恋愛ものですね。心穏やかに読むことができました。ひねりなくストレートにお題を小説にしてある分、心に響きますよね。
少しだけ気になったのは、葉太が始終敬語で話しているので桜子との掛け合いでどちらのセリフか判別しにくいところがありますね。口ぐせを付けたり呼びかけを増やすと分かりやすいと思いました。
追記
あ、とても分かりやすくなりました!素晴らしいと思います。
作者からの返信
ご指摘ありがとうございます。もう一度見直してみます。
追記
自分で書いたものだと勝手に頭の中でキャラが再生されるのでまだ見逃した部分があるかもしれませんが書き直してみました。
すごい!
テーマがくっきりと浮き彫りにされてますね!
さすがだなあ。
作者からの返信
最後まで読んで頂いてありがとうございます。
同じテーマで書かれていても皆様の作品を読む度に自分とは違う物語を知れてとても楽しかったです。
やっぱり物語には無限の可能性があるのだと思いました
とても面白かったです!
和歌が何度か出てくるたびにちょっとずつだけ解釈の使い方が違っていたのが楽しかったです!
作者からの返信
読んでくださってありがとうございます。
同じ言葉や同じものでも、見方や感じ方で全く別のものになるような変化って素敵だと思ってしまいます。