編集済
素晴らしい先生と、暖かいクラスメイトたち。こういう周囲の支えこそが必要なのですよね。
被害者をさらに深く傷つけるセカンドレイプ。こんなに残酷なことはないはずなのですが……人間とはどうしようもなく愚かな生き物だと思います。
作者からの返信
aoiaoi様、応援コメントありがとうございます♡
今回の話、
『女子高生が、こんな内容をカミングアウトするはずがない』
という意見というか、批判というかがあるかと思っていたのですが、特になかったようです。
>被害者をさらに深く傷つけるセカンドレイプ。
そうですよね。
被害者は『他人に知られたくない』『そっとしておいてほしい』と気持ちがあるでしょう。
一方で、センセーショナルで耳目を集めやすい事件であるとも言えますから。
ただ、葉太先生のクラス、桜子ちゃんのクラスメイトたちは、この告白によって『被害を受けた人の気持ちを思いやる』ことが出来るようになるきっかけになってくれたと思いたいです。
お母さんと暮らせるようになってよかったですなあ。
捨てられたと思ってずっと生きてゆくのはつらそうです。
作者からの返信
九乃カナ様、応援コメントありがとうございます♡
お返事が遅くなって申し訳ございません。
>お母さんと暮らせるようになってよかったですなあ。
捨てられたと思ってずっと生きてゆくのはつらそうです。
桜子ちゃんは、もちろん辛かったんだけれど、お母さんはお母さんで辛かったんだと思います。
夫によるDVは、様々な悲劇を生み続けていますから。
戸籍のない子どもとか。
えっと、母親の話、とてもいいと思います。
私は昔テレビでやっていた『幼い頃に生き別れた母親と感動の再会』と言うのが大嫌いでして、そんな記憶も曖昧な親にあって感動なんてするはずがないという持論があるのです。
母親に捨てられた子供は、母親に会っても嬉しいと感じない。(断定はしませんけど)そう言った描写がとてもよく表現できていると思います。
けどねけどね、『そのとき初めて、私は~』のくだりは、本当にそうだと思いますよ。
さて、消してしまうとの事ですが、今後の為に物語として気になった箇所を少し書かせて頂きます。
まず、桜子が写真を出しましたが、性的虐待を受けている女の子が、はたして自分の写真を持ち歩くでしょうか? 捨てる――いや、そんな事実はこの世から消したくなりませんか? 私は男ですが、たとえば父親を殺すのなら放火で殺します。すべて灰にします。自分の受けた虐待の痕跡など微塵も残したくありません。
あと、これはどうかなぁ?と思った事なのですが、今日日、女子高生が『操を奪われた』と言いますかね? や、絶対に言わないとはいいませんけど、言わないような気がするなぁと思ったもので。これは単に、私がそう思っただけです。
ガッツリラストまで書き上げて企画から撤退するという事は、ゆきちゃん様に強い思いがあっての事だと思います。
残念ですけど、この作品を読めた事を嬉しく思います。
面白かったよ!
作者からの返信
えーきち様、応援コメントありがとうございます♡
母親の件、そうかもしれないですね。
ただ子供側で、母の記憶が朧げであっても、『自分を産んでくれた母に会ってみたい』と思うケースも一定割合は存在するのではないか、と考えます。
本作のケースでは、『近いうちに助けにきてくれる』という希望が、『私は見捨てられたんだ』という絶望に変わったので、母に再会しても複雑な心境があったのです。
写真に関しては、桜子ちゃん的には切り札でした。
最初の頃(中学2年当時)に、1枚だけ父親の目を盗んで隠し持つことに成功したのです。
もし、自分を助けてくれそうな人が現れたとき、虐待の証拠となるのは写真か、自分の身体に残された傷や痣などしかありませんからね。
男性に見せることは想定していなかったかもしれませんが、桜子ちゃんは現状に我慢が出来なくなってきており、
葉太先生に一縷の望みをかけたのでしょう。
父親の逮捕と共に、警察の家宅捜索で桜子ちゃんの写真は『児童虐待の証拠物』として総て押収されるはずです。その過程では、絶対に捜査員の目に触れるでしょう。
警察庁の発表(2019年)による児童ポルノ事件の被害者(桜子ちゃんもこれに相当します)は1559人。
捜査員ももう慣れっこで、流れ作業的に、確認、押収が行われていくのだと思いたいです(詳細や押収後の保管方法等はわかりませんでした)
放火は近隣家屋への延焼の恐れがかなり高いため、桜子ちゃんの選択肢には最初からありませんでした。
第三者を巻き込むくらいなら、自ら死を選んだでしょう。
『操を奪われた』は50年前の女子高生でも言わないんじゃないかなあ? 桜子ちゃんは、どこかでこの言葉を見聞きして、胸に留めておいたのでしょう。
『処女を奪われた』では生々しすぎますから。
なお、本作の桜子ちゃんの考えは、私が(平和な環境に身を置きつつ)桜子ちゃんの立場に追い込まれたらどうするかを考えて書きました。
実際にそういう事態になったら、どのような行動を取るかはわかりません。
うちは中学3年のときから父子家庭でしたが、虐待は一切ありませんでした。
お父さん、こんな話書いてごめんなさい★
このシリアスさとコミカルさのバランス感が絶妙ですね。桜子《おうこ》ちゃんが葉太先生と出会えてよかった。
ちなみに、ひとつぶっちゃけますと、わたし自身虐待家庭に育ったので、こういう題材は物語の世界に入るのが極端にむずかしかったりします。縁がないのではなく近すぎるんですね(読むことに特に苦痛があるわけではありません)
デリケートなテーマですから、そういうパターンもあるということを心のかたすみにでもおいておいていただけたらと思います(*´ω`)
作者からの返信
野々ちえ様、応援コメントありがとうございます♡
>シリアスさとコミカルさのバランス感が絶妙ですね。
なんか、自分ではわからなくなっちゃっていますが。
お褒め頂きありがとうございます♡
>ひとつぶっちゃけますと
このようなところで、ぶっちゃけられて良いのでしょうか?
>こういう題材は物語の世界に入るのが極端にむずかしかったりします。縁がないのではなく近すぎるんですね
『近すぎる』パターンは考えていませんでした。
総ての人に向けた物語は書けなくても、様々な立場の方に向けた配慮は当然、必要になりますよね。
私自身も、『自分では可哀想』だとは思っていないけれど、人に身の上を話せば、『可哀想に』と言われるような中学・高校時代をおくっています。
うちは父子家庭でした(虐待はされたことないです)。
葉太先生、いい先生です。
生徒たちもみな、大小あれ、性的な被害に会ってる方は多いですね。
作者からの返信
坂井令和(れいな)様、応援コメントありがとうございます♡
あくまでも統計資料ですが、家族等による性的被害は意外と多いようです。
魔法使い!重たいお話を軽く書いているようで、それでも心に入ってきます。課外授業のお話もおうこさんすごい、葉太先生も本当に素敵な魔法使いの先生です!
作者からの返信
新吉様、応援コメントありがとうございます♡
なんだか、絶讃されていて、恥ずかしいです☆
感謝です♡
告白は……思い切ったなあ;;
生きづらい世の中、好奇の目線、みんなはねのけて生きていくのかなあと思っていたら、思わぬ援護射撃で、見事に一致団結!
これぞ王道ですよね。
実はわたくしも……
作者からの返信
水木レナ様、応援コメントありがとうございます♡
確かに、最後の展開は王道っぽいですよね。
水木レナ様の作品第二弾、拝読させて頂きました。
思ったことなどは応援コメント欄に記してあります。
何が起こったか話すことはリスクがあり、そして何より非常に勇気のいることだったと思います。
クラスメイトが騒ぎだした時は悲しみと怒りが沸いてきましたが、その勇気が報われてよかった。
もしかすると、受けた傷が完全に塞がる事はないのかもしれない。それでも、受け入れてくれたクラスメイトや葉太先生がいてくれたのは、これからの人生において大きな支えになるでしょう。
これから彼女が歩む道が、輝けるものでありますように。
作者からの返信
無月兄様、応援コメントありがとうございます♡
>その勇気が報われてよかった。
はい、勇気は報われました♪
>これから彼女が歩む道が、輝けるものでありますように。
そう言って頂けて嬉しく思います☆
編集済
クラスメイトに全てを話す。好奇な目で見てくるひとはいないか、面白半分に噂する人がいないかと心配でしたけど、良い生徒ばかりでよかった。
失ったものは大きいですけど、桜子には多くの理解者がいます。
彼女を日の当たる場所に導いてくれた葉太先生、ありがとう(*´▽`)
作者からの返信
無月弟様、応援コメントありがとうございます♡
>良い生徒ばかりでよかった。
きっと葉太先生の人柄も、影響していると思います。
>彼女を日の当たる場所に導いてくれた葉太先生、ありがとう(*´▽`)
葉太先生の活躍を見て下さってありがとうございます♡
思わぬ告白タイムの始まりに驚きましたが、意外とあるのかもしれないですね。
一体どうなることかとハラハラしながら読ませていただきましたが、桜子ちゃんのこれからが明るいものになりそうで良かったです。
作者からの返信
宇部 松清様、応援コメントありがとうございます♡
>思わぬ告白タイムの始まりに驚きましたが、意外とあるのかもしれないですね。
ここ、ブーイングがあるかもしれないと思っていたのですが、なかったです。
最後までお読み頂き、ありがとうございました☆
感謝です♡ わーい♪