エピローグ 美しい朝日をあなたと
生きる意味
「それで、じいじはポッカリーネと会うことが出来たの?」
「ポッカリーネは、いつだってじいじの心の中にいるんだよ。さあ、もう寝なさい。また明日、続きを聞かせてやろう」
大人の言う明日はいつだって嘘でしたが、じいじの言う明日だけは本当でした。
「おやすみなさい。」
「おやすみ、坊や。幸せな夢を見るんだよ」
歳を取ったハルホスは、家を建てました。
自分のような、ポッカリーネのような子供たちを迎え入れる家を作りました。
旅をしながら、ポッカリーネの日記を読みました。
理想や涙について書かれていました。
気丈なポッカリーネも、たいへん悩んでいたことが分かりました。
夕陽を探して、新しい明日を探して旅するうちに、生きる意味が分かってきました。
"人はいつか、死ぬ。唯一平等なのはいつか死ぬということだけだろう。"
"けれど終わりなんてないんだ。終わりのない過程にこそ、生きている毎日にこそ本当の意味があったんだ。"
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます