右ストレート

@hiro1104

第1話 たった1人の時間

僕はずっと寂しかったんだ。

幼い頃から母子家庭で育ち母と祖母は日中は仕事に出掛け家に居たのは祖父

1人が寂しくて構って欲しくて祖父に何してるの?って聞くといつも殴られていた逃げても逃げても。

殴られるのが嫌で僕は1人で家を飛び出した

1人で公園に行くといつも同い年くらいの子がお母さんに遊んでもらってる所を見ると何で僕だけって小さいながらに思っていた。


小学3年生になって母親に喪服を着せられた

どこに行くの?と質問すると母わお葬式と言うだけで誰のとわ答えなかった

葬式会場に着くと知らない人がたくさんいた

棺桶に入った人を見てこの人はだれ?って聞くと母はお前のお父さんと答えた。

産まれた時からお父さんの存在を知らない僕には実感はなかったけどもう二度と会うことはないしもう喧嘩も出来ないしもうキャッチボールも出来ないんだって事だけはわかった。


小学校4年 僕は友達と学校を抜け出す計画を立てた。どうせ誰も心配なんてしてくれないだろうって考えからだった

学校の休み時間、校門をよじ登り友達と僕は全力で走った

辿り着いた場所は湧き水が出てる山の上だった、息がキレてる僕達は飲んで大丈夫かわからなかったけどとにかく水を飲もうと水を飲み、くぅーうめぇとか言っておっさんの真似をしていた、でも視界にオタマジャクシが入ってきてうめぇがすぐに嘔吐に変わった

友達が何を思ったかビニール袋を持ってきてこの水お地蔵さんに持って行こうぜって言い出し僕らは学校の近くのお地蔵さんに水を持って行った

その時、僕らを探していた学校の先生に見つかってしまった

学校に連れ戻されると母親が居て頭をポンって叩いてくれた

その時、僕は安心したからか?嬉しかったか涙が止まらなくなった。


小学6年生 友達のお兄さん達が中学生でその人たちと遊び初めてだんだん夜遊びが増えた

ママチャリ改造、火遊び、悪い事はだいたい学んだ。ある時、僕は姉のタバコ、マイルドセブンを盗み体育館の上で友達とタバコをふかしていた、当時はそれがカッコよくて

それが強さだと思っていた


2話 中学編に続く…

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