周続之1 尋陽三隠
先祖が本籍地より疎開、
周続之が8歳の時に母親が死亡。
その慟哭は大人顔負けのものであった。
その後、兄に父親のごとくつかえた。
豫章太守の
そこに招集した生徒は多く、
遠方からやってくるものもいた。
そのような中に、周続之は 12 歳で入学。
数年学び、その成績が抜群であったため
「
が、その学識をもって
朝廷に仕えたわけではない。
隠棲し、老子や易経を読み、
やがては
豫章郡では、他にも
また
彼らに周続之を合わせ、ひとびとは
「
宮廷仕えもせず、余計な人間関係も断つ。
更には妻すら娶ることなく、
常に質素な暮らしを貫いた。
周續之字道祖,鴈門廣武人也。其先過江居豫章建昌縣。續之年八歳喪母,哀戚過於成人,奉兄如事父。豫章太守范甯於郡立學,招集生徒,遠方至者甚衆,續之年十二,詣甯受業。居學數年,通五經并緯候,名冠同門,號曰「顏子」。既而閑居讀老、易,入廬山事沙門釋慧遠。時彭城劉遺民遁迹廬山,陶淵明亦不應徴命,謂之尋陽三隱。以爲身不可遣,餘累宜絶,遂終身不娶妻,布衣蔬食。
周續之、字は道祖、鴈門の廣武の人なり。其の先は江を過り豫章の建昌縣に居す。續之の年八歳なるに母を喪い、哀戚なるは成人に過ぎ、兄を奉じ父が如く事う。豫章太守の范甯の郡にて學を立つるに、生徒を招集し、遠方より至る者は甚だ衆し。續之は年十二にして甯に詣で業を受く。學に居すこと數年、五經に通じ緯候を并せ、名は同門に冠じ、號して「顏子」と曰う。既に閑居し老、易を讀み、廬山に入りて沙門の釋慧遠に事う。時に彭城の劉遺民は廬山に遁迹し、陶淵明も亦た徴命に應じず、之を尋陽三隱と謂う。身の遣るべからざるを爲したるを以て、餘累を宜しく絶ち、遂に終身妻を娶らず、布衣にして蔬食す。
(宋書93-8_棲逸)
おっ、これは魔法使いですね。魔法使いですよ。魔法使いの希望の星! けど質素な暮らしは無理ー!
老子に荘子じゃなくて、老子に易経なんですね。この辺もうまくつながってくると見えるものも多いんだろうけどなあ。易経なんてマジでムツカシすぎで頭フットーしそうなんですよね……あんなんどうすりゃいいんだマジで。
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