第91話 勝利
「よしっ」
「やったね!」
得点板の私たちは側の点数が21に変わって私たちの試合の終了を審判の人から告げられます。
相手の2人と握手して、先にコートの外に出ていた葉幸くんの様子を見に行ってみるとまだまだ大丈夫そうな様子です。
「何とか1試合目は勝てたね」
点数としては21ー18でかなりの接戦だった。
「うん。
にしても、宝田ってバドミントンも上手いんだね」
「うーん。1試合目の2人ほどではないけど、結構自信ある方だよ?」
何しろこのクラスマッチの日までの間は、バドミントン経験者の美雪ちゃんに週3くらいの頻度で練習に付き合ってもらいましたからね。
それに、葉幸くんは自分が得点を取りに行くようなことはほとんどしませんでしたが、私のカバーなんかを完璧にこなしてくれました。
「これなら勝てるかもしれませんね!」
しかし、せっかく葉幸くんと2人で楽しく喋っていたところで横槍が入ります。
「勝てる?あなた達2人が?」
後ろを振り返ってみると、そこには星梨さんがいました。
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