第41話 美少女の計画 3
「──2年生の夏休みにはこの3人でプールに行きませんか?」
他の人に遊びに誘われることはよくありましたが自分から誘うのは初めてでした。
(なんだか緊張しますね……)
しかし、ここは計画の中でも大事な場面になると思います。
ここで転んでいては話になりません!
「いや、僕はいいよ。あんまり外に出たくないし──」
「行こうよ!プール!」
とてもいいタイミングで葉柚さんからのアシストが入りました。
「いやでも……」
なんとか逃れようと葉幸くんも頑張りますが葉柚さんがの追加攻撃が投下されます。
「ね?いこ?私たち2人で行ったら男の人に攫われちゃうかもしれないよ?」
葉幸くんはじっくりと考え抜いた末に……
「……分かった。行くよ」
上目遣いに頼む葉柚さんに負けて、葉幸くんは渋々承諾します。
──葉幸くんも葉柚さんには甘いんですね……
ともあれ、これで計画通り葉幸くんと私と葉柚さんとでのプールが決定しました。
あとは、今日ここにきた本来の理由であるお礼を渡せば今日の予定はコンプリートです!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます