第2話

仕事内容は、担当の星の存続か滅亡か、

その星に住んでる種族のバランスをとることだった。

滅亡が選ばれることはほとんどなく、ただ淡々と

星の中の種族のバランスを見て整える。

害をなすものならば、排除する。

細かなところを見なければ、とても単純で簡単な仕事だ。

そもそも細かなところを見るという考えは

それまでなかった。

ただ一度手元が狂ってしまったことがあった。

そしてスポットがあたってしまった。

小さな小さな生命体。

生命体は必死に汗水垂らして働いている。

その表情はキラキラとしていた。

本来であれば、スポットを元に戻し、

また淡々と、バランスをとる作業に戻るものだったが、

何故だか目が離せない。

今まで感じたことのない、それはバグにちかい。

ずっとこんな仕事をしてたから休息が必要なのかと思い、作業を中断し休憩をとることにした。

休憩をとっても業務をしていても、先程の生命体が頭をちらつく。

何日も頭にちらつくので、もう一度見てみたくなる。見てみたら勘違いだったと思えるかもしれない。と言い聞かせて、またスポットあてる。

生命体は重い荷物をもちながら、汗をかいている。

やはり目が離せない。

何なら、その重い荷物を代わってもってあげたいと思う。



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神様だって癒しがほしい! 波流 @satomango

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