第2話
仕事内容は、担当の星の存続か滅亡か、
その星に住んでる種族のバランスをとることだった。
滅亡が選ばれることはほとんどなく、ただ淡々と
星の中の種族のバランスを見て整える。
害をなすものならば、排除する。
細かなところを見なければ、とても単純で簡単な仕事だ。
そもそも細かなところを見るという考えは
それまでなかった。
ただ一度手元が狂ってしまったことがあった。
そしてスポットがあたってしまった。
小さな小さな生命体。
生命体は必死に汗水垂らして働いている。
その表情はキラキラとしていた。
本来であれば、スポットを元に戻し、
また淡々と、バランスをとる作業に戻るものだったが、
何故だか目が離せない。
今まで感じたことのない、それはバグにちかい。
ずっとこんな仕事をしてたから休息が必要なのかと思い、作業を中断し休憩をとることにした。
休憩をとっても業務をしていても、先程の生命体が頭をちらつく。
何日も頭にちらつくので、もう一度見てみたくなる。見てみたら勘違いだったと思えるかもしれない。と言い聞かせて、またスポットあてる。
生命体は重い荷物をもちながら、汗をかいている。
やはり目が離せない。
何なら、その重い荷物を代わってもってあげたいと思う。
神様だって癒しがほしい! 波流 @satomango
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。神様だって癒しがほしい!の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます