第5話 約束
奥に進み
「とりあえず、マッキーがたくさんお菓子買って来たから食べよ~」
「たくさんお菓子買って良いよってそういう事か・・・」
二人の会話を
「えっ、二人って仲良いの?」
「学校ではマッキーが無視するから話さないけど友達~」
「友達ではない!お客さんだ!あと、マッキーはここではやめろ!」
自然と空気和やかになった。そして、
「二人の仲直りをするためにごめんなさいと乾杯しよ~!」
「ごめん」
「ごめんなさい」
それを聞いた
「それでは、コップを上にあげて行きますよ~」
3人は口を揃えて大声で言った。
「乾杯」
団結した気持ちが全員に伝わり、3人とも自然な笑顔が出た。
しばらくして
「さてさて~これからのスケジュールを発表しまーす~!」
「夏の大会まで3か月あるから、どうやって優勝するか考えよう~」
「ラリーはやらない・・・」
「ライセンスも免許も持ってる友達が目の前にいるのに~?」
「私ね!高校に入学してから部活にも入らず趣味もなくただ授業を受けてるだけの生活を送ってたの。初めてラリーの車を見たり
「ヤリスは2人しか乗れないし、荷物も置けないし困ってたんだよな・・廃車にしたらオヤジの思い出が無くなっちゃうし・・」
「マッキー!結局始めるの~?始めないの~?」
「廃車にしたら、死んだオヤジがもっと悲しむかもな・・始めるよ」
「えっ、良いの?本当に始めるの?」
「何回も言わせるな!」
「では、これからの計画を発表するよ~!来週の土曜日に練習走行会に行こ~」
「待てよ!車が壊れたらどうするんだ?車の仕組みとか分からないぞ・・・」
「締め切りは大丈夫だよ~!車の修理は私が見るから~任せて~!」
「
「私も免許持ってます~!工場の積載車なら3人乗れるし、工場の娘だから毎日勉強してるから大丈夫だよ~!あと調節するから来週まで車置いて行ってね~」
「私しか車に乗らないから別に良いけど・・・絶対壊すなよ!」
そして、外の景色がオレンジ色になり暗くなる前に解散した。バスで
「やるなら真剣に最後まで諦めんなよ。せっかく私がやってやるんだし、
「もちろん!約束するよ!絶対に諦めない!目指すは優勝だ!」
「ばーか!そんなに甘くないよ!」
バスに揺られながら二人は友情を再確認した。そして、
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