第12話  未来

私は異星人


平均的な地球人よりは知能指数は上だろう



なぜかって?


ある国について心配しているからだ



その島国にはものが溢れていてほとんどの人間が生きていくための必要物資は不足することなく行き渡っている


貧しい国からすれば羨ましい限りだろう


そんな先進国と言われているこの国でも全てが上手くいっているわけではない


情報が溢れ国民は色んなことを知っている




一方

情報が溢れ何が嘘かもわからなくなっている



そんな国民の代表である政府は



起こる問題に対して、尋常ではないくらい慎重に、そしてスピーディーに対処しなくてはならない




そうしなければ国民が許さない




馬鹿正直な正攻法では崩壊する

嘘は通らない

間違っていなくても一部の国民に情報を操作される


しかないのだ



こんなことがあった


国民の多くが外に出られず、働けずに収入がない状態を余儀なくされ生活に困ったのだ



そこで国は





全国民に強制的に借金をさせた



そんなことが可能か?




ただ、借金とは言わなかった



「国民全員に○○万円支給する」

と言う



この費用を補填するのは


これからの国民だ


言い方次第で何とやらだ




国民は満足した


中にはまだまだ足りないと更なる支給を求める者もいたが


多くは政府を評価した



後からくるの事など考えることもなく



政府はやっている





っっっ⁉︎





あまり言い過ぎるといけない


スナイパーの業物がこちらを狙っていた



今日はここまでにするか








と見せかけて


地下シェルターで続きを話そう



この国の運営は「かなり難しいコース」だ


情報が多すぎて、わずかなミスもわかってしまう


不正解しかない選択肢をどうやって正解にするか、または正解に見せるか



正解を作るためには金がいる

借金を重ね、その見返りにその時の正解を作りだしているのだ



いつか限界がくるだろう


そしてその頃には

おそらく若者達は国を出て行くだろう




国の未来である若者達が外国に出て行く


未来が逃げてなくなるのだ


国家存亡の危機だ




そして

国は流出を防ぐ法を作ることになる



そこまでしないと止められないだろう




軟禁国


そう呼ばれるのだろうか





かつて

世界一安全で住みやすい国

と言われていたが




いつまで持つのだろうか




救世主は



現れるのか



ヒーローとなる者を


活かすも殺すも



国民次第


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異星人の感想文 我逢人 @jackson13

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