異星人の感想文

第11話 よく考えよう お金は大事だ よ？

私は異星人。

お金と人間の関係が面白いと思っている

この星では金というものが大きな影響力を持っている

これはオールマイティに物々交換ができるもので紙や金属でできている

人間は、この所有権を巡り争いが絶えない

持たざる者が自ら命を断ち切ることも少なくない

同情されるよりも金が欲しいほどだ

これを多く持つ者も、更に多くを求め満足することはない

持つ者には集まり持たざる者は略奪される

持つ者と持たざる者とでは天と地の差がある

地球上の1%の人間がほとんどを持っている

越えられない壁

持つ者のパワーに持たざる者が敵うはずもない

持たざる者は今日をやっと生きる毎日だ

一方、持つ者は何不自由なく欲しい物を欲しいだけ手に入れ、更に至福を肥やそうと目論んでいる

しかし、持たざる者にもチャンスは訪れる

チャンスをものにし、持たざる者が急に持ってしまうと厄介だ

求めていたものが手に入る。急に訪れた幸福により精神が書き換えられる

これまで抑えていたものが溢れ出る

抑えている力が大きいほど反動は大きい

もはや制御不能だ

わかっていても

制御不能だ

そんな中毒を起こす作用がこのお金というものには宿っている

呪いの一種だろう

お金の所有量と幸せは比例するか？

・・・人による

生きていくには、お金はある程度、必要だろう

多いことが幸せには繋がらない

ということは金と幸せは影響はすれど

比例はしない

持っているとされる者も

満足はしていない

持っているストレス、更なる欲求に対するストレス

持っている者は失うことを恐れる

心が安らぐ状態は訪れないのだ

持つ者　持たざる者

どちらが幸せか

「足るを知る」

今あるお金の中で充分幸福は得られる

「プライスレス」

幸せのためにはお金を惜しまない

悟りだ

私は

リーズナブルに欲望を満たしたい