こんにちは。
ふたりのなかなか理解し合えない会話がいいですね。それでもアマリリスちゃんはよくついていっている方だと思いますが。
生体旋律、どんな風に聞こえるのか聴いてみたいです。胎内の水の音のような、愛しいひとの鼓動のような、美しくて、包まれるようで、でもずっと聴いていると眠くなるような音なのかなあと想像しています。
「魂が震えないかね」に「うん」の即答は、彼女らしくて笑ってしまいました(^^)
作者からの返信
コメントをありがとうございます!
センチメンタルになりがちな年寄と、柔軟で案外タフなところもある若い感性のすれ違いでした。
理解し合えない会話がいいとのお言葉、嬉しいです。
生体旋律そのものは創作なので残念ながらお聞かせすることはできないのですが、現実世界の生物の設計情報であるDNAを一定のルールで音階におきかえると、音楽らしく聞こえるという研究もございます
https://amphibian.hiroshima-u.ac.jp/~miura/music.html
聞いてみるとたしかに、リフレインが多く物悲しいフーガのように聞こえるところもあり、一方人工の音楽には自然に組み込まれている装飾的な技巧が感じられず、ああ人間が作った音楽じゃないな、という感じがします
初期ガラス玉オルガン、想像よりもずっと凄い機構だった!!
過去の時点で生きた人間の脳を解析機に接続して生かしておく技術があったという、直接的な魔法とかは無い世界だけれど、科学の進化が不思議な経路を辿っている様で、これは興味深いですね。
そして自然に構成された生体旋律を美しいと感じるクリプトメリアと、人が作った歌が好きだというアマリリス、侘寂と、創造実践の違いみたいな、二人の差も面白いなあと思う次第。
やはり「なるようになる」的思想のクリプトメリアには、自然発生した結果が最高に感じられるのだろうなあと。
作者からの返信
コメントをありがとうございます!
一般社会の生活・文化水準は、現実世界の19世紀ごろという世界設定ですが、
知の巨塔の内側では、こんなサイバネティックな超科学が隆盛していました。
クリプトメリアとアマリリスで異なる、生体旋律への感想、
人それぞれの嗜好と、年代の差もどうやらありそうな。
現実世界の音楽も、自分が若かった頃の曲が今でも耳に心地いい一方で、いつの時代も今この時に流行っている曲が一番カッコいいとも思うのです。