『生物とは、自律的創出論を設計原理として作り上げられた機械に他ならない』
『エネルギーとは、それらを相互に換算する便宜のために制度化された仮想通貨のようなもの』
クリプトメリア先生のこれらの言葉に、深く納得のいく思いがあります。
生命とは、不思議と機械的なところがありますよね。
しかしながら、思ってたんと違う〜と、アマリリスが思うのもまた、よくわかります。
アマリリスが実際にアマロックと接するなかで体現したのとクリプトメリア先生の説明はまた何か違うように感るのも分かるのです。
なぜなら読者であるわたしたちは幸運にもアマリリスと同じ体験をしていますもの!!
…この場をお借りして、御礼を申し上げる失礼をお許しください。
拙作「ラプラス〜」に素晴らしいレビューを頂きましたこと、まことに感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました!!!
作者からの返信
コメントをありがとうございます!
また、返信が遅くなり失礼いたしましたm(_ _)m
生物の仕組みや振る舞い、人間が作った機械には到底真似できない精巧さと柔軟さ、不屈の精神や温かい心も感じられて、神秘的な何かがあるとしか思えないですね。
一方で科学者が描く世界観は無機質で機械的で、生命の神秘に驚嘆する気持ちとは相反するもののように言われがちですが、
個人的にはそんなことはなくて、機械的なしくみのうえに驚嘆するような世界ができあがっているのだと思うのです。
「ラプラスの悪魔」へのレビューの件、ご丁寧にありがとうございます!
みごとにぐるっと循環するストーリーが秀逸で、石濱ウミさま得意の細やかで時にぎょっとする描写、楽しませていただきました。
新作も拝読させていただきます。
クリプトメリアさんが語る所の幻力は、魔族が他者に働きかけて何らかの変化が発生した場合「幻力が働いた」と定義する、という感じなのかなと。これはさすがに括りが大き過ぎて、アマリリスで無くとも納得し辛そうな><
アマロックが語っていた幻力論と、クリプトメリアの幻力論、果たしてどちらがより正解に近いのか、また読みに来ます!
作者からの返信
コメントをありがとうございます!
魔族も、ほかのほとんどの生き物とおなじく、他者との関わり合いなしでは生きて行かれません。
その関わり合いを自分に有利なものにする、そのために相手を操る能力、それが幻力の正体なのですが、
幻力を感知できないクリプトメリアと、幻力のなかで、空気を呼吸するように生きているアマロックでは、言い表し方も違ってくるようです。