空の五線譜
見上げた青空に伸びた五線譜。いつも当たり前に流し見ている光景。この長い線が実は私らが生きていくのに必要不可欠なものなんだよなぁと、買い物袋を下げて、間抜けに口を開けて空を眺めて思った。
雀がやってきて線に音符を描いていく。
この平穏が続くように、袋の中の肉と野菜をしっかり食べて、まずは生きていくとしよう。
雀の群れは羽音高く飛び立った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます