第14話 入部?

今日は、部活体験の日だ。正直どこにも入るつもりはなかったが、雪に誘われたので、文芸部に入ろうと思っている。


けど、めっちゃやばいところだったら嫌だから、今日はそうじゃないことを確認しに部活体験をしに来ている......はずなのだが誰もいない。なぜに?


誰もいない......だと!?あれ?文芸部はどこへ......?


「文芸部の場所って、本当にここであってるの?」

「うん。あってるよ」

「けど......人いないし......最近使われている形跡もないし......。文芸部って本当に活動してるの?」

「え?してないよ」


......は!?どういうことだ。いったん整理しよう。えーと、まず雪が文芸部に入らないかと誘ってきた。


俺が入ると言って、見学に来たら、文芸部は活動していない、と............。どうゆうこと!?いや意味わからん。


じゃあ文芸部入れねえじゃん。どうすんだよこれ。つーか雪そのこと知ってたの?ってことは俺をおちょくったのか?......いや、雪はそんな娘じゃない。......そんな娘じゃないと信じたい。


おちょくってきたのだとしたら悲しい。もしそうなら俺はこれから誰のことも信じずに生きていく。



「文芸部ないんだったら、文芸部入れないじゃん。どうすんの?」


「え?ないならつくればいいじゃん」


.............そうきたか。その発想はなかった。ってことは俺をおちょくったわけではないんだな。良かった。


「けど、部活つくるのって大変じゃない?」

「ううん、そうでもないよ。学校にもよるけど、ここの学校はまず2人以上の人員と、顧問の先生を確保すればいいだけだから。私と晴斗で2人だから、人員は揃ったし、顧問の先生も確保したから。」


「そうなんだ。ちなみにだれ?」

「中村先生だよ。」


えっ?あの全然やる気がなさそうな中村先生?よく承諾してくれたな......。つーかさっき先生を確保っていった?先生って確保するものなの?まあいいや。


「あ、じゃあもう活動できるじゃん」

「うん、けどその前に、部屋を片付けなきゃ。」

「そうだね」


......待てよ?俺と雪の2人?他の人は誰もいない......だと!?なんか......いいな。

まあ家でも2人だけど。


けど、家だとそれぞれ別の部屋で過ごすから、あんまりしゃべれないし。

合法的に雪と同じ空気を吸い続けられるなんて最高すぎだろ。

部活最高かよ。



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いろいろあって美少女と同居することになりました だるま @sanufute

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