第9話 友達づくり
さあ何ということでしょう。いよいよ学校に行く日になってしまいました。嫌だぁぁぁぁぁ。めんどいぃぃぃぃ。けど雪と同じ高校なのは嬉しい。これで学校でも癒やしが得られる。
まじで嬉しい。けどやっぱめんどい。嫌なもんは嫌だ。
だってあれよ?友達つくらなきゃいけないんだぜ?俺人見知り激しいからよけい疲れるし。かといって、友達つくらずに3年間過ごせるほどのメンタルないしなー。嫌だなー。めんどいなー。
一人でそんなことを考えていると、制服に身を包んだ雪が話しかけてきた
「晴斗と、そろそろ行こっ?」
「ん。わかった」
やっぱ雪は何着てもカワイイなー。あと雪にその気はないだろうが、ちょっと上目遣いになってるところがまじでかわいい。
よし、じゃあ行くか。
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「ただ今より、入学式を始めます。では、はじめに校長先生。よろしくおねがいします。」
「えー、皆さん。入学おめでとうございます。我が学校では__________」
あー。入学式疲れた。つーかなんのためにやるんだよ入学式。校長の話し長すぎるだろ。
ハッ!わかったぞ!俺たちを疲れさせて、友達をつくる気力を奪おうとしてるんだ!
なんてやつだ。
てか俺の気のせいかもしれないが、さっきからたくさんの視線を感じる。ハッ!ついに俺にもモテ期が!
......そんなわけ無いか。自分で言ってて悲しいわ。泣きそう。
あれだろうなー、他の奴らもやっぱり同じクラスの人が気になるんだろうなー。俺も
同じクラスにどんなやつがいるのか知っておくか。
必殺、盗み聞き!この技はリスクをおかさずに情報を集めることができる優れ物さ!
......おい、根性がないとかいうなよ。最近の若いもんは皆、根性がないものさ。俺だけじゃないぜ!ハッ、ハッ、ハッ。
......べ、別に喋りかけるのが怖いとかじゃないんだからね!......やめよう。また悲しくなった。
あーあ。誰か喋りかけてきてくれないかなぁ。
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