第48話 12歳 闇ギルド その1

さあ、調査を始めようか。今、僕は商店の三階の屋根の上に上がっている。

『魔法 創造魔法…イメージ……幻惑の仮面

幻惑のフード、幻惑の服とズボン、幻惑のブーツ…イメージ………詠唱………発動!』

幻惑の装備セットが完成した。誰にも探知出来ないし、音一つとしてない優れ物だ。まあ

魔法やスキルでも可能だが面白くないしね。

 さて、どこから調べますか?、一番怪しいのは、貴族が関わっているだろうなぁ〜。

北側の富裕層から調べますか?、

『魔法フライト発動!』

トシヤ【コルト】は空の上に上がっていき、飛びながら進んで目的地へ向かった。

何処の建物もあやしく見えた。さて、どっから調べますかね。

『魔法 探索魔法改…イメージ…都市ランドール…イメージ…人探知数を数値で表示…イメージ………詠唱………発動!』

なんでだろう、あそこは闇ギルドがある場所

だろうけど、この場所はどうしてこの数はなに?調べますか!ふう〜ん、やっぱりいた奴隷がこんなにたくさんいるんだけど調査しよう。それにしてもこの警備の数は何?、しょうがない魔法を使うか。

『魔法 暗黒魔法…イメージダークバインド+

サイレント…イメージ建物全体………詠唱…

………発動!』

ごめんね、動かれると邪魔でしょうがないからね、調査が終われば対応してあげるからね

建物の扉を開けて入ったら、

『お邪魔しますよ、』

この家の主人は何処かな?上だろうね、探すか………………あったあったここだなぁ。

主人が寝ている部屋の扉を開ける。入ったらすぐイスを探して、座った。

『やあ〜、お邪魔します!』

『………………………………。』

『ごめん、ごめん、これでどう話せる?』

と、指を鳴らして主人のサイレントの魔法を

解除した。

『お前は、誰だ!』

大声をだして、叫ぶ。

『あ、なんぼ叫んでも誰も来ないからね、静かにしてくれないかなぁ。』

『お前は、誰だ。』

『貴方達にとっては悪魔だろうね、言うことを聴けば天使にもなるけど。』

『なんのようだ?』

『質問しますね、地下室に入る奴隷たちは、

どうしたんです?あ、嘘を言ったらなくなりますからね。』

『地下室には、奴隷はいない。』

『言ったじゃないですか、嘘はいけないだから罰ね。』

主人の右足がなくなった。

『右足がない、どうしてなくなった?』

『嘘を言ったらなくなりますからね、言ったでしょ。次は本番です、貴方の家族がなくなりますからね、質問です?奴隷たちはどこから仕入れましたか?』

『それは、………………………』

『アナタ!、嘘はダメよ。』

『あ、惜しいですね。誰か知らないですが

悲鳴がしましたが止まって正解です。誰か亡くなってました。』

『………………………………………』

『早く言わないと、それでもなくなりますからね。早くして下さい。』

『闇ギルドからだ。』

主人は、答えた。

『違法ですね、奴隷狩りで手に入れた者は返さないとね。ここで契約です、奴隷を全部引き取るんでよろしくね。』

『何をわからないことを言っている。渡せるはずがない。それにどうするお金はあるのか

!』

『え〜、あるじゃないですか。貴方達の命ですけど、安すぎましたか?』

『俺達は、関係ない。』

『あ、それじゃあ貴方達が死んだあとに連れて帰りますか?』

『ちょっと待てくれ、それでいいから!』

『もういいです。ここに隕石を落下させてしまった方が楽ですし、後で何か愚痴ってもね〜

。』

『すまなかった。何でも言うことを聞くから

許してください。』

『わかればいいんです。こちらは貴方達の命は

とらないと決めたから守ってもらいます。それでは、契約です。奴隷商会以外は違法ですから

ね、闇ギルドから買った奴隷と貴方達の命の引き換えです。これは正当な商談ですが依存は

ありますか、それと誰かに言ったり愚痴を言うと命はないと思って下さいね!』

『分かりました。契約をします。』

トシヤ【コルト】は魔法を唱える。

『魔法 契約魔法…イメージ契約、罰は死イメージ………詠唱………発動!』

『これでもう終わりました。また同じ事をしたらまた来ますのでよろしくお願いしますね

。』

『じゃあ、このけがは治します。魔法 神聖

魔法…パーフェクトヒール…詠唱…発動!』

主人の右足が治った。

『じゃあお眠り下さい。魔法 睡眠魔法…イメージスリープオール…イメージ………詠唱

…発動!』

地下室以外の人間は、深い眠りについた。

部屋を出て、階段を降りて地下室へ行った。

『これは、酷いなぁ。まあ、いそぐか。こんばんは、君たちのマスターになるコルトだ。

みんなは、これからあるところへ行ってもらう。』

魔法を唱える。

『魔法 空間魔法…イメージ次元の箱庭…ゲートオープン…イメージラトゥルの村…詠唱

………発動!』

大きな扉が開き、次元の箱庭に繋がった。

『ラトゥル、すぐ来て!』

『はい!』

『ラトゥル、この人達は任せるから、対応してくれないかなぁ、君が知ってる人がいるかもしれない。』

『はい、分かりました。村のみんなで対応します。』

地下室にあった奴隷部屋にいたエルフたちを

運び出し、もれがないか確認し連絡があった

『コルト様、全部終わりました。』

『あ、ありがとう。ラトゥル、まだこれからだからね。明後日には、100人ぐらいのエルフ

が来るから頑張って働いてね。』

『え〜、なんと言いました?』

『もういいや〜、僕帰る。じゃあさいなら!

次元の箱庭から出てゲートクローズした。

地下から一階に出て、玄関より外に出た。

そして魔法フライト発動させて、空へ上がって行った。






  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る