第25話 10歳 スタンピート

 朝、玄関前で騎士型ゴーレム2体と鳥型ゴーレム2体を呼んで、名前を付けた。

 騎士型ゴーレム:サイ、カイ

 鳥型ゴーレム: ハヤテ、ムラク

にした。4体は顔には出ないがよろこんでいそ

うだ。


 王都錬金術師ギルドはかなり大きな建物で

立派な門構えだった。扉を開けて中に入って

受付に行った。


そしてコルトがギルドの窓口に顔を出すと、

 いつもいる美人の受付が笑顔で口を開いた。


 『ようこそ王都のギルドに、本日はどういったご用件でしょうか?』


 透き通った声でギルドの受付のお姉さんは、言いなれた言葉をかけてくる。


『王都北側に、魔物の大群が発生しました。』

『それはほんどうですか、魔物はなんでした

。』 

『はい、証拠を見せましょうか?』

『え?、お持ちなんですか?』

『はい、前に一度そう言うことがあったので

ね。』

『では、見せてください。』

『ここでは、ちょっとせまいですね。』

『今から案内しますから、解体場で出して下さい。』

裏の奥に案内された。

『ここに、お願いします。』

『じゃあ、出します。アイテムボックスを開いて魔物を出して置いた。』

『これは、アントじゃあないですか。これどのくらいいるんですか?』

『数えたわけじゃないですが、数万はいたと

思われます。』

『そんなに!、それは、どっちに向かってましたか?』

『王都だと思われますが、確認はまだです。』

『わかりました、ギルドマスターに知らせて

きます。』

受付があわてながらギルドマスターを呼びに行った。

『待たせたね、私がギルドマスターのダリア・アーガスビアだよろしく頼む。』

なあをだ、ここは王族が多い気がします。

『あ、僕がコルト・ジャーマン 魔法士ギルド

Aランクです、よろしくお願いします。』

すると、みんなが驚いていた。

『それで、話を戻すが、アントはいつごろ

来るのだ。』

『あと、一日中にきますね。』

『そうか、対策を練らねばならぬ。すぐ城に

行ってくる、君は、冒険者ギルドへ知らせて

くれるかい。』

受付は、冒険者ギルドへ知らせてに走ってい

た。

『すいません。僕は、どうすればいいんですか、ないなら帰らせていただきます。』

振り向いて、帰り掛けた時呼び止められた。

『城に行ってもらいます。いいですか?』

『いいえ、行きません。これでも商人もやってます、商店に帰らせていただきます。』

扉を開けて、コルトは出ていた。

商館に帰り、みんなに言った。

 『お帰りなさい、マスター』

 『サラはいるか、呼んでくれるか至急だ。』

サラが掛けてきた。

 『なんでしょうか、マスター。』

 『サラ、あした王都に魔物が襲ってくる。危なくなったら、お前に渡した指輪を使ってみんなを避難させろ!』

 『わかりました、指示に従います。』

コルトは五階に上がり、就寝した。

朝早く起きて、準備をして待つことにした。


慌てた騎士が城壁に上がり、鐘を鳴らして王都中に緊急事態であることを知らせていた。


「誰だ、鐘なんて鳴らしているのは!」

 一番近くにある騎士団の詰所から出てきた。けたたましい音が鳴り響いてきたため急いで外に出てきたようだ。


『もちろん、緊急事態が起こったら鳴らすことになっている鐘は緊急事態が起こったから鳴らした。』

『どういうことだ!?』

『あれを見たらどうだ?』


 その間にも人々が次々と集まってくる。

 というか、兵士だけじゃなくて人々にも緊急事態だという認識が欠如しているぞ。


『な、なんだあれは!?』


 王都の人々たちの視線の先には、5キロ以上先にある森の方から土煙を上げながら近付いてくる何かが見えた。


『何だ、って……魔物が大発生してる。』

『どうして、そんなことになっている!?』


 その言葉でおおよそ理解した。



『な、なんなのよあれ……。』

『怖いよ……。』

『おい、早く逃げ出した方がいいんじゃないか?』

『逃げ出すって言ってもあの数だぞ』

『どうすりゃいいんだよ』


 王都の人たちはただ戸惑うだけだった。

 まあ、普通の人間が何の説明もなくこんな状況に追い込まれればまともな対応はできない。

 商館の扉から、外に出て街を歩いて魔術師

ギルドに向かった。

 ギルドの扉を開けて中に入り、受付に聞いた。

 『どう言うふうに決まりましたか、返答し

て下さい。あと昼頃には、アントの大群が来ると思うよ!』

 『城との打ち合わせでは、騎士団や魔法士

団の合同で、それに冒険者や魔術師ギルドが

組み戦うようになった。』

 『すいませんが、それは地上だけですか?』

 『何が地上だけだ。地上にしか見えなかった。』

 『すいませんが、地下にもいますよ、アントですから。』 

 『えー、地下にもいるのか。ああ、こうしてはいられない。城に知らせないと。』

 『もう遅いと思います。ここは契約しません

か、僕と。どのみちだれかが地上担当なんでしょう。今、王都にAランク以上はいますか。

ジェネラルアントが2匹、エンペラーアントが

いますから、大変かも。』

 『エンペラーアントがいるのか?』

 『想定しないと、大変ですよ。なにか大きなアントを感じます。』

 『地上は僕ひとりでいいですから、ランク2アップでそれと無干渉でお願いします。約束を

破ると王都がなくなりますからね。』

 『そんなー、城との相談するから待ってくれ!』

 『早くしないと何もしないで終わりますよ。』

ギルドマスターは掛けて行った。




 ここは、責任者から説明してもらうことにしよう。騎士団長が話した。


 『いや、それは、皆に要らぬ動揺を与えぬ為だ。こうして騎士や冒険者が魔物を倒せば要らぬ心配を掛けるだけだろう。』


 こうして魔物を見られてしまった以上、事前に説明しておいた時以上の動揺しだした。

みんなは城壁の上に上がった。

城門はかたく閉まりだれも出れなかった。


コルトは手を広げて前を向いて、

『さて、やりますか。魔法 イメージフライトイメージ…詠唱…発動。』

コルトは空に上がった。そして城壁を超えて

行った。騎士たちが空を見上げていた。

 『なあ、あの子供、空を歩いている?』


すると全方位から黒いアントの軍勢でありながらも一か所に固まって王都の方へと進軍していた。中には、ひと回り大きなアントがところどころにいた。

また、いちばん奥にジェネラルアントがいた。

 『コルト様、こういう風に統率者がいる場合には、統率者から倒して指揮系統を瓦解させるのがセオリーですけど。』

 『ナビ、そんな面倒な真似はしませんよ。せっかく一か所に固まってくれているので、一網打尽にしましょうかね。』

 『魔法 爆氷魔法…イメージアブソリュートブリザードタイフーン×範囲円20mイメージ…詠唱…発動。』


 次の瞬間、大量にいたはずの魔物が次々と

凍っていた。

 魔力を大きく消耗してしまうものの、すぐ

に決着がついた。


  『これで、地上部隊の大凡は壊滅と考えていいだろう。残りは地下だ。何かいる。』


ピコン♪:レベルが上がりました。


ピコン♪:レベルが上がりました。


ピコン♪:レベルが上がりました。

ピコン♪:レベルが上がりました。

ピコン♪:レベルが上がりました。雷のレベル上がりました。

ピコン♪:レベルが上がりました。

ピコン♪:レベルが上がりました。剣聖のレベル上がりました。剣聖のスキルが剣神のスキルに進化した。

ピコン♪:レベルが上がりました。

ピコン♪:レベルが上がりました。

ピコン♪:レベルが上がりました。泥レベル上がりました。

ピコン♪:レベルが上がりました。

ピコン♪:レベルが上がりました。

ピコン♪:レベルが上がりました。

 コルトは、空を歩くようにして、騎士たち

に言った。

 『騎士さん、僕まだ用事があって確認はまだだけど、もう死んでいるからお願いね。魔術

師ギルドへ行くから。』

と、言い残して向かった。ギルドについてから、地下のことについて聞いた。

 『ギルドマスター、地上は終わりましたが

、地下はどうですか?』

 『まだ、連絡がない。』

 『地下はどこから入るんですか?』

 『城の下から入るんですが、どうしますか

?』

 『穴を掘って入りますからいいです、あと

倒したら、追加報酬を請求しますからね!』

ギルドを出て、探した。

『魔法 探索魔法改…イメージ探知マップイメージ…詠唱…発動。』

マップに魔物と人間の集まりがあった。あったあそこか。

 『魔法 イメージフライトイメージ…詠唱

…発動。』

 空に上がり、マップが示す地点に行った。

『このあたりか、魔法 泥魔法…イメージ…

穴あけ地下25m…イメージ詠唱…発動。』

穴が開いて、フライトで降りた。

『あら、これはひどいなそれに暗い。騎士さんみんなをさげてくれ、邪魔だし。まあ、死にたいならいいけど。』

けが人を抱えてさがった。

 『君たちには死んでもらう、魔法 爆氷魔法…イメージアブソリュートブリザード×範囲

全方位イメージ…詠唱…発動。』


ピコン♪:レベルが上がりました。


ピコン♪:レベルが上がりました。


ピコン♪:レベルが上がりました。

ピコン♪:レベルが上がりました。

ピコン♪:レベルが上がりました。泥のレベル上がりました。

ピコン♪:レベルが上がりました。

ピコン♪:レベルが上がりました。泥のレベル上がりました。泥魔法が岩石魔法に進化した。

ピコン♪:レベルが上がりました。

ピコン♪:レベルが上がりました。

ピコン♪:レベルが上がりました。岩石レベル上がりました。

ピコン♪:レベルが上がりました。

ピコン♪:レベルが上がりました。

ピコン♪:レベルが上がりました。


アントたちは氷の石像となった。

騎士たちに、

 『僕は、帰るからあとお願いしてもいいかな!』

 『君は、誰だい。危ないところありがとう

。』

 『魔術師ギルドの依頼で来ました。あとは

ギルドマスターに聞いて下さい。』

 コルトは、フライトの魔法で空に上がって、穴より出ていた。穴から出たあと、魔術師ギルドに向かって飛んだ。

ギルドの扉を開けて、

 『ギルドマスター、アント全部倒したから

あとは、お願いしますね。約束破ると分かる

よね!』

 『ほとうに終わったの。』

 『信用しないなら、ギルドカードに記録さ

れているでしょう。』

コルトは、ギルドカードを渡した。

 『あ!、ほとうに終わった。カードもランクアップしとくからね。』

ギルドカードが S Sランクになっていた。

『あと、報奨金と王城図書室の閲覧許可を

お願いしますからね!』

と言って、ギルドをあとにして出て行った。


氏名   :コルト・ジャーマン

性別   :男

年齢   :10歳

登録ギルド : 魔法士S Sランク

      錬金術士Cランク

      薬術士Cランク

      商人Cランク

ジョブ  : 薬士

       魔法剣士

      【ソードマスター】

       魔法使い【賢者】

      【召喚師】【錬金術師】

      【ダンジョンマスター】

レベル  :10【400】

生命力  :500 【650000】

      /500 【650000 】

攻撃力  :200【450000】

防御力  :200【∞】

魔力   :200【∞】/200【∞】

魔法防御 :50【∞】

身体能力 :200 【550000】

知力   :200【∞】

魔法   :【召喚魔法max】

      【精霊魔法max】

      【錬金魔法max】

      火魔法1【爆炎魔法max】

      水魔法1【爆氷魔法max】

      風魔法1【爆雷魔法max】

      土魔法1【泥魔法max】

      光魔法1【神聖魔法max】

      闇魔法1【暗黒魔法max】

      【時空間魔法max】

      【鋳造魔法max】

      【重力魔法max】

      【結界魔法max】

      【契約魔法max】

      【防御魔法max】

      【死霊魔法max】

      【探索魔法改max】

      【擬装魔法max】

      【合成魔法max】

スキル  : 剣術5【剣神1】

       杖術5【杖聖1】

       槍術2【槍術10】

双術2【双術10】

       騎乗1【騎乗max】

       気配感知

      【隠蔽max】【偽造max】

      【魔力操作】【魔力探知】

      【無詠唱】【経験値二乗】

      【限界突破】

固有魔法 :【創造魔法】【無限♾倉庫】

      【神眼】【眷属max】

      【ナビゲーター】

      【言語理解】【学習理解】

      【次元の箱庭】【魔法陣作成】

      【進化魔法】

加護   :【創造神】【戦神】

      【魔法神】【時空神】

      【生産神】【火の竜】

      【水の竜】【雷の竜】

契約精霊 :アウル(闇の大精霊)


契約従魔 :シルビナ(シルバーウルフ)

      グレイウルフ×九頭

      マヤ(ホーリークィーンビー)

      ホーリービー×数万びき

      ルー(レッドレオパード)

      レオ(ブラックレオパード)

      クレナ(ファイアドラゴン)

      ライオ(ペガサス)

      レイア(ペガサス)

イオ(龍牙兵)

      龍牙兵×9体

リザードマン×10頭

      狼王×10頭

      ウル(ブルードラゴン)

      ラフ(サンダードラゴン)

      ヒノリ(アラクネ)

神獣 : ルース (白虎)

【】 :隠蔽


氏名   :アウル

性別   :男

種族   :闇の大精霊

魔法   :闇魔法

スキル  :影移動

     

固有魔法 :鑑定魔法

スキル  :人化 念話


氏名   :シルビナ

性別   :女

種族   :シルバーウルフ

魔法   :風魔法

      火魔法

固有魔法 :鑑定魔法

スキル  :念話


氏名   :マヤ

性別   :女

種族   :ホーリークィーンビー

魔法   :風魔法

      光魔法

固有魔法 :鑑定魔法

スキル  :念話 癒しの光


氏名   :ルー

性別   :女

種族   :レッドレオパード

魔法   :火魔法

      闇魔法

固有魔法 :鑑定魔法

スキル  :念話 


氏名   :レオ

性別   :男

種族   :ブラックレオパード

魔法   :闇魔法

      火魔法

固有魔法 :鑑定魔法

スキル  :念話 


氏名   :クレナ

性別   :女

種族   :ファイアドラゴン

魔法   :火魔法

      爆炎魔法

      竜魔法

固有魔法 :鑑定魔法 言語理解

スキル  :念話 人化


氏名   :ライオ

性別   :男

種族   :ペガサス

魔法   :風魔法

      雷魔法

固有魔法 :鑑定魔法

スキル  :念話 


氏名   :レイア

性別   :女

種族   :ペガサス

魔法   :風魔法

      雷魔法

固有魔法 :鑑定魔法

スキル  :念話 


氏名   :イオ

性別   :男

種族   :龍牙兵

魔法   :龍魔法

      雷魔法

固有魔法 :鑑定魔法

スキル  :念話 


氏名   :ウル

性別   :女

種族   :ウォータードラゴン

魔法   :水魔法

      氷魔法

      竜魔法

固有魔法 :鑑定魔法 言語理解

スキル  :念話 人化


氏名   :ラフ

性別   :女

種族   :サンダードラゴン

魔法   :雷魔法

      魔法

      竜魔法

固有魔法 :鑑定魔法 言語理解

スキル  :念話 人化


名前 : ヒノリ

性別  :アラクネ

種族 : 女

魔法 :毒魔法

固有魔法 :糸魔法

スキル :蜘蛛糸 毒 消化液

     小蜘蛛生成 蜘蛛眷属化

     




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