第24話 10歳 帰りの出来事

次元の箱庭では、コルトが話した。

 『ヒノリ、ここならいくらいても構わないから、そう伝えてくれる。ただし、ここの中にいる魔物や人、精霊は僕のものと言うか友だから殺しは禁止だから、伝えてくれる。』 


 〈ハイ、ワカリマシタワ。マスター〉

 『ヒノリ、村を作って住んでかまわないからがんばって、あと村の特産品を考えること。』

 〈ハイ、アリガトウゴザイマス。カンガエテオキマス。〉

 『ヒノリ、服か、ドレスは作れない?』

 〈ツクレマスケド、ドウシテデス?〉

 『試しにさ、ここにいるクレナ、ウル、ラフ

にドレス作ってくれない。』

 〈イイデスケド、マスター〉

 『クレナ、ウル、ラフ、ドレスのデザインと採寸してもらえ。』

 〈〈〈はい、わかりました。〉〉〉

 『ヒノリ、じゃあお願いね!』

 〈ハイ、マスター〉

 『ゲートオープン、ライオ行くよ!』

 〈ハイ、マスター。〉

王都から1日手前のところで、ゲートを開けて

収納していた馬車を出して走り出した。


 『魔法 錬金術魔法…鋳造魔法イメージ…

指輪イメージ作成、付与魔法…イメージ

次元の箱庭、アイテムボックス…サイズ調節イメージ…作成×10個………発動。』


 『ライオ、レイアに指輪作ったから、着けてくれる。』

 〈〈ハイ、アリガトウゴザイマス〉〉

『じゃあ、馬車を止めて着けてあげる。』

 〈〈ハイ〉〉

馬車を止めて、二匹に指輪をつけた。

 『その指輪は、アイテムボックスが付与しているから、使ってくれる。じゃあ、行こうか。』

 〈〈ハイ〉〉


 街道を馬車で走行していると、前方で人の怒号や叫び声、剣の音、それに混じった笑い声や爆発音が聞こえて来た。

ペガサスのライオから念話で知らせてくれた。

 〈マスター、ナニカオキテイル?!〉

 声がする方へと向かう。

『あれは、盗賊か何かの襲撃で、かなりの数だな。』


 少し行くと、襲われている馬車が見える場所にたどり着いた。

 そこは武器を持った大勢の賊と思われる集団が、馬車を襲撃している最中だった。馬車まで敵は迫っており、既に多くの守備兵が怪我をして、血を流し地面へ倒れていた。

『やれ!!娘は傷一つつけるなよ!売り物だからな!!』


『……』

 簡単に人を殺して、その上に売り物…?怒りで頭にちがのぼるしこいつらは許さない。


『お嬢様!お逃げ下さい!!』

 紋章の入った高価そうな馬車の扉を開け、三人ほどの騎士姿の男性が叫んでいる。馬には弓が刺さったままの状態で地面に突っ伏していて、馬車を動かすことはもうできないだろう。馬車自体にも、風の魔法によると思われる攻撃の後がある。

『サルト、どうなるの、私、どうなるの?』


 僕より年上の少女が、泣きながら姿を見せた。足が震えて、自分では立てなようだ。

 しかしそれも仕方ないだろう、突然の奇襲に警備隊は総崩れになり、移動手段を潰された。数に勝る男の集団が、奇声を上げて迫っているのだ。女性ならずとも恐怖に襲われるだろう。

 盗賊どもは抵抗する者たちを笑いながら切り殺していく。見るにたえない蛮行だ。

『魔法 結界魔法 イメージ……パーフェクトバリア多重×数十名イメージ…………詠唱

発動。』


 詠唱に反応して、僕が指定した人々に白い光のバリアが立ち上り、壁のようになってい

き、人たちの周りを囲んだ。

 『なんだこりゃ!、結界の魔法か?』

  賊は薄ぼんやりとした光に剣を叩き込むが、逆に弾かれて武器が欠けて飛ばされた。

 『さあ〜、これからはお前たちの番だ。覚悟しろ同じことをしてやる。ただで終わると

思うな!、魔法 暗黒魔法…イメージ…ダークバインド×数十名…イメージ詠唱…発動。』

 土の下から鎖が現れ縛り始め動くほどきつ

くなった。

 

 襲われていた人々は、突然できた壁が何か理解できず動けないでいた。それでも三人の騎士は、少女を守るように立ち、腰に下げた剣の柄に手をかけている。


 『き、君は…?これは一体…』

 『僕の魔法です。ご安心を!』

 『…待て、君はまだ子供では?すぐに体勢を立て直すから。』

 『いいえ、僕はこれでも魔法士ギルドAランクです、大丈夫です。それに皆さんギズだらけ

で、立て直すにも無理です。ここで静かにしてくれませんか。邪魔です、当たっても知りませんよ。』

 『あ!、お待たせしてしまいましたね。これから貴方達の罪を決めます。これから使う

魔法は貴方達が悪くないならなにもないですが悪い場合は、死にますねいかがですか?』


 『小僧!、はやく魔法を解けさもないと殺すぞ!。』

 『貴方達は、いつもいつも同じことを言う

反省がない、まあ、遅いですがね。』

 混乱しつつ口々に叫んで居るが、賊は状況が呑み込めず、まだオロオロとしている。その間にも喚き散らしていた。


 『魔法 創造魔法…イメージ合成魔法…イメージ…詠唱…発動。』

魔法を考えた、その名も合成魔法だ。


 『じゃあ、さよなら! 魔法 合成魔法…

イメージ…ジャジメントブリザード…イメージ…詠唱…発動。』

足から徐々に凍り出した。

 『うああ〜!なあ、止めてくれよ頼むから

。』

 『貴方達は、いままでに頼んだら助けて上げましたか?』

 『…………』

 『ではおわかりでしょう、じゃあさよなら

。』

 盗賊たちは凍りの石像と化していた。

 

 助けるべき人が居ないだろうかと辺りを見回すと、僕は負傷者の手当てを始める。 


『ここに、負傷者の方たちを集めて下さい。』

負傷者の方たちが僕の回りに集めた。

『では始めます、魔法 神聖魔法…イメージ

パーフェクトオールヒール…イメージ…詠唱

…発動。』

回りにいた人たちはみるみる内に完全回復し

ました。

しかし、死んでしまった者を生き返らせることは出来ないし、目を付けられても困るから。

 先ほどのお嬢さまらしき少女の護衛の内の一人が僕の方にやってきた。

『有難うございました。おかげでお嬢様をお守りすることができました。その上、治療までして頂けるとは…。』

『王都に帰る途中です。お気になさらず…』

 助けた事が大事にならないといいなと思っていると、馬の嘶いななきが響き、蹄の音がどんどんと近づいてくる。 


『ニイナ!無事か!?』

 馬に乗って現れたのは、王都第二守備隊長、カルトベルトだ。色白で整った顔立ちをした若い騎士。

 馬から降りたカルトベルトは、少女の前に跪ひざまずいて怪我がないか確認し、立ち上がって涙に濡れた少女の顔を覗き込む。そして無事を確かめるように抱き締めた。

『お兄様…!お兄様こそ、ご病気だったのでは…!』

 少女も泣きながらすがりなく。二人は兄妹だったのか。熱病のお見舞いに来る途中だったらしい。

 僕の傍に来ていた騎士は、二人の様子を説明してくれた。

『あのお方はマルカドール男爵の二男でカルトベルト様、そしてお助け頂いたのが妹であるニイナお嬢様です。』

 

 『あ、身内の方もお見えのようなので、僕はいそぐのでこれで失礼します。あまりめどう

ごとはお断りします。』


 『しかし、お礼もせずに帰したら主人にしかれます。どうかお待ち下さい。』


 『僕は、それが一番嫌なのです。人たちが

死ぬのも嫌ですが、時間を取られることが嫌です。じゃあ、失礼します。あと、ぐずぐず

しているとうしろから、魔物の大群が来ます。はやく逃げた方が良いです。』

 コルトは、馬車に乗って走り出した。

 また、面倒くさい事に手を出してしまった

。まあいっかあまりにもひどくなったら、他

の国へ移住するから!




氏名   :コルト・ジャーマン

性別   :男

年齢   :10歳

登録ギルド : 魔法士Aランク

      錬金術士Cランク

      薬術士Cランク

      商人Cランク

ジョブ  : 薬士

       魔法剣士

      【ソードマスター】

       魔法使い【賢者】

      【召喚師】【錬金術師】

      【ダンジョンマスター】

レベル  :10【400】

生命力  :500 【650000】

      /500 【650000 】

攻撃力  :200【450000】

防御力  :200【∞】

魔力   :200【∞】/200【∞】

魔法防御 :50【∞】

身体能力 :200 【550000】

知力   :200【∞】

魔法   :【召喚魔法max】

      【精霊魔法max】

      【錬金魔法max】

      火魔法1【爆炎魔法max】

      水魔法1【爆氷魔法max】

      風魔法1【爆雷魔法max】

      土魔法1【泥魔法max】

      光魔法1【神聖魔法max】

      闇魔法1【暗黒魔法max】

      【時空間魔法max】

      【鋳造魔法max】

      【重力魔法max】

      【結界魔法max】

      【契約魔法max】

      【防御魔法max】

      【死霊魔法max】

      【探索魔法改max】

      【擬装魔法max】

      【合成魔法max】

スキル  : 剣術5【剣聖1】

       杖術5【杖聖1】

       槍術2【槍術10】

双術2【双術10】

       騎乗1【騎乗max】

       気配感知

      【隠蔽max】【偽造max】

      【魔力操作】【魔力探知】

      【無詠唱】【経験値二乗】

      【限界突破】

固有魔法 :【創造魔法】【無限♾倉庫】

      【神眼】【眷属max】

      【ナビゲーター】

      【言語理解】【学習理解】

      【次元の箱庭】【魔法陣作成】

      【進化魔法】

加護   :【創造神】【戦神】

      【魔法神】【時空神】

      【生産神】【火の竜】

契約精霊 :アウル(闇の大精霊)


契約従魔 :シルビナ(シルバーウルフ)

      グレイウルフ×九頭

      マヤ(ホーリークィーンビー)

      ホーリービー×数万びき

      ルー(レッドレオパード)

      レオ(ブラックレオパード)

      クレナ(ファイアドラゴン)

      ライオ(ペガサス)

      レイア(ペガサス)

イオ(龍牙兵)

      龍牙兵×9体

リザードマン×10頭

      狼王×10頭

      ウル(ブルードラゴン)

      ラフ(サンダードラゴン)

      ヒノリ(アラクネ)

神獣 : ルース (白虎)

【】 :隠蔽


氏名   :アウル

性別   :男

種族   :闇の大精霊

魔法   :闇魔法

スキル  :影移動

     

固有魔法 :鑑定魔法

スキル  :人化 念話


氏名   :シルビナ

性別   :女

種族   :シルバーウルフ

魔法   :風魔法

      火魔法

固有魔法 :鑑定魔法

スキル  :念話


氏名   :マヤ

性別   :女

種族   :ホーリークィーンビー

魔法   :風魔法

      光魔法

固有魔法 :鑑定魔法

スキル  :念話 癒しの光


氏名   :ルー

性別   :女

種族   :レッドレオパード

魔法   :火魔法

      闇魔法

固有魔法 :鑑定魔法

スキル  :念話 


氏名   :レオ

性別   :男

種族   :ブラックレオパード

魔法   :闇魔法

      火魔法

固有魔法 :鑑定魔法

スキル  :念話 


氏名   :クレナ

性別   :女

種族   :ファイアドラゴン

魔法   :火魔法

      爆炎魔法

      竜魔法

固有魔法 :鑑定魔法 言語理解

スキル  :念話 人化


氏名   :ライオ

性別   :男

種族   :ペガサス

魔法   :風魔法

      雷魔法

固有魔法 :鑑定魔法

スキル  :念話 


氏名   :レイア

性別   :女

種族   :ペガサス

魔法   :風魔法

      雷魔法

固有魔法 :鑑定魔法

スキル  :念話 


氏名   :イオ

性別   :男

種族   :龍牙兵

魔法   :龍魔法

      雷魔法

固有魔法 :鑑定魔法

スキル  :念話 


氏名   :ウル

性別   :女

種族   :ウォータードラゴン

魔法   :水魔法

      氷魔法

      竜魔法

固有魔法 :鑑定魔法 言語理解

スキル  :念話 人化


氏名   :ラフ

性別   :女

種族   :サンダードラゴン

魔法   :雷魔法

      魔法

      竜魔法

固有魔法 :鑑定魔法 言語理解

スキル  :念話 人化


名前 : ヒノリ

性別  :アラクネ

種族 : 女

魔法 :毒魔法

固有魔法 :糸魔法

スキル :蜘蛛糸 毒 消化液

     小蜘蛛生成 蜘蛛眷属化

     




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