二章 王都アーガスビア

第18話 10歳 学校入学

 これから5年間かけて、基礎知識、武術、魔法を勉強するみたいだ。

 僕は、ここに5年もいる気はない、学園の

図書館の本を読んでしまいたい。それには、

学校に入るのに試験があり、点数が悪いとクラスが下になり制約が入り、入れないところができる。クラスには、S.A.B.C.D.E.F.G.Hがある。カリュキラムが免除され自分の好きな事が出来る。

 試験には、学科試験、実技試験、魔法試験

三科目300点で決まる。

 学科試験は、歴史、数学、文章でそんなに

難しくなかった。

 実技試験は、訓練施設内で実施された。試験官と剣での試合だったが相手は、騎士団の騎士が対応した。隊長が相手で、だれも歯が立たず負けている。あたりまえに強いのかと思ったが対して強くなく楽勝で勝てた。

 魔法試験は、マトに目掛けて魔法を使う試験で、魔法の基礎が出来ていればあたる。各々、自分の自信のある魔法で挑戦していいとか、僕も サンダースピア を放ち、マトに命中してマトが粉々になり、うしろの壁に穴が空き、結界が壊れる音がした。

それを観た試験官があわて出し、校長が来て

ありさまを観て驚いています。

試験をしている時に、思ったが周りは貴族、商人の子供が多く平民は少なかった。余談だが、数学にはいつも難題が2、3問あるそうだが、誰も解けなく満点は出ないそうだが、全教科満点をたたき出し、まして実技と魔法も満点で、Sクラス首席だった。このせいで学長に呼び出しをくらった。


「コルトくん、そこのソファーに座って待っててくれる。用事済ますから。」

机の上には書類が山の様にあった。


「それじゃあ、自己紹介しようか。私は、ここカナリーナ学園の校長ドリューヌ・アーガスビアです。よろしくね。」

なんだ王族かよ、ここでも権力か。


「僕は、コルト・ジャーマン10歳です。」


「今日は、入学式であいさつをお願いしていいかしら?」


「あの、辞退していいですか?、たぶんですが爵位の上の方にお願いします。」


「どうして、辞退するの。」


「はい、辞退します。目立つのが嫌いで、あと質問ですが、飛び級制度はないでしょか。あるなら受けたいです。」


「あるにはあるがいままで受かった人は、いませんが受けますか?」

 

「はい、受けます。どんな試験ですか?」

 

「学科ごとの試験ですが、実技と魔法の試験もあります。」


「それは、いつごろに受けることが可能ですか?」


「入学式が終わって、6ヶ月あとにおこないます。」


「進級は何年間が可能ですか?」


「3年間が限界ですね、どうして進級をするのですか?、もっと同級生と楽しんだらいいのに。」

「早く修了させて、別の事がしたいので、また旅もしたいと思います。」


「校長、ここの図書館は、閲覧制限はかかっていますか?」


「閲覧制限はかかってないですが、持ち出し禁止にはなっています。ここは学校の図書室

ですよ、王城の図書室ならあります。」

「制限解除の条件は、なんですか?」

「王国に対する貢献度ですね。」

「分かりました。善処します。」

「何もなければ、終わりにします。」


校長室をあとにした。それから数日後に合格

発表がありクラスが決まっていて、次のとうりだった。


Sクラス 

首席 1 コルト・ジャーマン   点数500点

   2 アリサ・アーガスビア  点数450点

   3 サリナ・シルバリア   点数445点

   4 カリナ・ナトゥシャ 点数430点

5 ハルナ・ラレンシャル  点数420点


なんと上位5名のうち、4人が女性で優秀ぞろいだ。これは、負けられない頑張ろうそして

権利が得られるように進級して時間を有意義に過ごして図書館の本をすべて読破しよう。

そんなことを考えていると、入学式が始まる

まず、校長の話から、

 

「みなさん、入学おめでとう。この学校の

校長ドリューヌ・アーガスビアです。

 ここには、人種差別、貴族だろうがみな平等に授業を受ける権利があります。だからみなさんがんばってください。」


つぎは、生徒会長の話になった。

「皆さん入学おめでとうございます。僕はこの学校の生徒会長のハウル・シャルマーです。

 僕が、これからこの学校で生活していく皆さんに心掛けて欲しいことがあります。

 それは勤勉、努力を怠らないことです。勤勉、努力をしないで、他人のことを見ているだけで、何もしようとしないのはもったいないことです、5年間もあるので、いくらでも取り返しがつきます。

 その分、勤勉、努力をしてください。そうすれば、きっと結果は付いて来ます。

 最後に、何かわからないことや困ったことがあったら遠慮なく先生や先輩たちに頼って来てください。」

  生徒会長の話が終わると会場にいた生徒、先生、保護者が一斉に拍手をした。

 在校生代表挨拶の後は、新入生代表挨拶だ。


 代表は毎年、首席がするが辞退したので親の貴族階級が一番高い子がするということで、落ち着いた。 

 代表者はアリサ・アーガスビア第5王女に決まった。


 アリサが壇上に上がって挨拶する。

「新入生代表のアリサ・アーガスビアです。まず校長先生、ハウル先輩、為になる話をありがとうございます。2人の言葉を胸に、これからの学校生活を頑張ります。

 そして新入生の皆さん、これからどうぞよろしくお願いします。お互い、楽しい学校生活していきましょう。」

 アリサが話し終わると式が終了し、クラスごとに教室へ案内された。


「みんな、席ついてくれ~」

 大きな声を出しながら、男性と女性が教室に入って来た。


 みんなが席に着くのを確認すると男は教壇に立って話し始めた。

「私は君たちを5年間担任するダランだ。騎士団から派遣されて、剣術を教えることになっている。」


「私は君たちを5年間副担任するサラよ。魔法士団から派遣されて、魔法を教えることになっているの。」

また、ここにも城の人々がいる。


「はーい」

 教室にいるみんなが揃って返事をする。


「それじゃあ、コルトから順番に自己紹介をしていこう。」

 学校ってどうして、自己紹介が必要なのか

わからない。仕方ないするか?

 最初に指名されたコルトは立ち上がり、クラスメイトに向かって話し出した。

「僕はコルトです。趣味は読書です。また、旅に興味があります。まずはここの図書館の本を読んでしまいたいです。」


「私はアリサです。これからよろしくお願いします。」

 その後も、クラスメイトの自己紹介は続き


「よし、終わったな。今の自己紹介だけで、全員の顔と名前を覚えることが出来た人はいないだろうから、これから少しずつクラスメイト全員と話せるようにすること」


「はーい!」



「それじゃあ、今日は解散だ。」

 そう言って、ダラン先生とサラ先生は部屋を出て行った。


 すると、クラスメイト達は立ち上がりアリサに集まって行く……。

 どうしたんだろうか?


 クラスメイト達の様子を観ていると、

「姫様、これからよろしくお願いします。」

 とか

「私たちと仲良くしてください。」

 など自己紹介をアリサにぶつけていた。


あのあと職員室が騒がしくしていたことをみんなが話していた。

やっと終わった。はやく商業ギルドに行きたい。


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