第12話 8歳 奴隷商会 レーラス支店編

 ギルドをあとに、屋敷に帰りだまっておこうと思ったが、父さんに報告しに、書斎に行き扉をノックした。


「コン、コン、父さん入っていいでしょうか

、コルトです。」


「あー、コルト入っていいよ。」


「コルト、なんか報告かい。」


「はい、父さん報告に来ました。冒険者ギルドには、登録するのは辞めました。」

 

「どうして、辞めたんだい。」


「実技試験でのギルドマスターの対応が悪く納得いくものではなく、もしそのままにし

ていることは出来なく貴族の権力を使ってしまいました。父さんすいません。」

と、あたまをさげました。


「それで、冒険者は辞めたのかい?」


「はい、辞めました。それで他にないか探していると、魔術師ギルドの看板が目につき扉の中にある魔法士ギルドへ登録がしまた。」


「それはまたすごいじゃないか、他にも登録するのかい?」


「はい、錬金術士ギルド、薬術士ギルド、商業ギルドに登録しますので、頑張ります。それ

と、材料を取りに行きたいので外出していいですか?」


「いいが、大丈夫なのか。」


「はい、大丈夫です。これでも魔法士ギルド

Cランクです。」


「それでも、お前は8歳だ。門の外は、危険だからだめだが、だれか従者か、それとも奴隷を連れて行け。」


「奴隷ですか?、どこで購入するのですか?


「奴隷商会で購入できるので、紹介状を書くから持って行け、それと今回は馬車で行ってこい。玄関にまたしておく。」

 書斎を出て屋敷の玄関を出て行くと、馬車が待っていて、乗り込んで奴隷商会に行った。

 

 奴隷商会に着き、馬車を降りて扉を開けて

店員に紹介状を渡すと、応接室に案内され移動中に何か生き物の入った奴隷商会の馬車に積まれた木箱とすれ違い、何かあかしいことを感じた。


 応接室に奴隷商会の支店長が慌てて来て要件を聞いてきたので、奴隷を購入したいというと支店長が自己紹介してきた。


「わたしがここの支店長を務めるドグル-バイヤードと申します。ジャーマン男爵家三男コルト様、どのような奴隷がご所望ですか。」


「従者と野営の時に食事をさせたいので、戦闘が出来る奴隷、食事の作れる奴隷、計算や経理が出来る奴隷を紹介して下さい。」


「今、この商会には、正常な奴隷はこの支店にはおりません。欠損奴隷しかいません。王都まで行き本店に行けば、居るかもしれません。」

 ふと先程すれ違ったのが、気になり何だと聞くと、


「あれは、欠損奴隷で御座います。」

あの木箱はまさか人が入っているとは思いも知らなかった。


「その欠損奴隷を購入することは出来ないですか?」


「購入出来ますが、すごい欠陥ばかりですがいいでしょうか。」


「いい、こちらで対応するからお願い。」


 奴隷商会の店員を呼び、見せる準備をして準備できたら知らせるよう指示をしてた。


「まず、これからお見せするのは、余り気持ちの良いものなく、恐らくコルト様はびっくりされるでしょう。」

と、俺が理解したのを確認して続けた。


「今回の奴隷は、欠損がすごく誰もが買おうとしないのが、半年以上経過して奴隷達の事を考えて、苦しまず早く楽にしてあげるのがせめてもの情けになります。それを理解した上で安易な情けや同情はかけない事があの者達のためと思っております。また、内としましても経費がかかる限度なんです。」

 

 持ち込んだ奴の事を聞いた。二人だそうだ。


一人は王都に住む貴族で、飽きて誰かわからない状態にして部下に連れてこささせた。

 

もう一人は大商会の令嬢で親は知らないらしいが、美しい女に嫌悪感を抱き、高い女奴隷を買い、メチャクチャにするのが趣味でそんな感じでの犠牲者だった。


この国の規則では、奴隷を売ったらどんな状態でも引き取るきまりだそうだ。

そんな時、準備が出来たとの事で見に行く。


馬車に積み込まれているがベットに寝かされ、上に何かの皮布のカバーを掛けてあり、必ず取って見るように言われた。心を強く持って見ないと言われた。


一人目を見る。

これは、すごいなここまでするのか。

20才女性 、新しく買った奴隷に惚れ込んで、売ったらしい。

顔は目を潰され鼻も耳も削がれ酷く、胸がない。切られた後無理やり回復魔法で傷があり、喉は潰されていて喋れないと。手足は全て無い。欠損箇所:両目、両腕、両足、顔面

 

18歳女性、両足両腕無い。胸はすごく切り傷が多い。顔は切り刻まれて傷だらけ、歯は全て抜かれている。

絶世の美女であるため、奴隷商人がかなり目を掛けて育て、奴隷オークションに出品し

て、高額で落札されたことで大事にされると

思っていた。欠損箇所:両腕、両足、顔面

 

二人の奴隷を引き取ると言うと、奴隷商人が反対したが、回復魔法や薬品、ポーションで実験台にすると納得してもらった。


次に他にないのか尋ねたら、まだ欠損奴隷がいるそうで、全員観ることにした。最初は女性が三人いた。冒険者Hランク

ギルドの依頼で失敗して賠償金が払えないと

奴隷に落とされた。

なんでも先程の大商会の部下や取引先が代理で買っていた。

三人共に両胸、顔面が火傷していて声も潰されていた。

欠損箇所:両胸、顔面火傷、声


19歳女性

 メイドのようだ。夫が犯そうとした所を夫人が見つけ、助けられたがやきもちをやかれ、目を切り裂き売らせた。

欠損箇所:両目


猫耳娘14歳

戦奴落ち。戦で右腕を失くした為売られた。冒険者の荷物持ちが想定されている。

利き腕の欠損の為価値が低いが値段設定

が、高額な為売れなかった。

欠損箇所:右腕


次が20才 両足が膝から下が無い。

料理人。

きりっとして中々の美人である。

貴族がパーティーをひらいた時、招いた貴族の料理に、嫌いな物が入っていて、その場で両足を切られ、賠償金を請求され支払えるわけもなく理不尽に売られた。

欠損箇所:両足


最後が エルフ【ハイエルフ:150歳】40歳

見た目20歳位、両腕と両胸、右足が無い。

奴隷として戦に行き、敗戦側であった。罰として胸と両腕、右足を切り落とし、更に戦犯奴隷としと売れなかったが、綺麗な顔立ち。欠損箇所:両胸、両腕、右足


続いて男性


管理や経理の経験がありもしくは、執事向けがいると言う。


両目と左腕を失くしている50才

奴隷で商人の屋敷を任されていた執事長、盗賊に襲われた商人と家族の護衛といっしょに戦った生き残り。主人と家族を守りきりはしたが戦った時に腕と目を失った。

欠損箇所:両目、両腕


奴隷で24才

冒険者に同行していたが、森で魔物の群れに遭遇して、足留めを命じられて左足を失いながら何とか街にもどったが、主人達はオーガに殺られ、主人無しになり、欠損奴隷となったが、足が無いので買い手がない。

欠損箇所:両足


 

もう一人は、19歳の冒険者

この一帯の農家は貧しく、飢饉で税金が払えないので口減らしで、子供の頃に奴隷になり、貴族に買われ護衛をしていたが、ゴブリンの集団に襲われた時に目を失い、足も怪我をした。欠損箇所:両目、片足ケガ


欠損奴隷は以上だった。

女性の奴隷に対する扱いがすごく、貴族や偉くなると人は、傲慢や嫉妬してしまうのか、また値が付かず、男性はあと3日で処分されるところだったらしい。命をなんだと思っているんだ、いずれ反省させてやる。


僕は全て引き取ると伝え、奴隷商会の支店長が合計金額をお知らせてきた。

 

欠損奴隷全員と幌馬車で、馬はおまけして

くれて、奴隷契約紋付きで白金貨1枚だそうだ。


僕は、支払いを済ませて、またいたら知らせてくれたら買うから、それから、本店にもお願いしてもらえる。

 

奴隷商会の馬車用扉を出て、道を進んで行くと、いつも買っている服屋があったので、馬車を降り扉を開け中に入った。


「これはこれはコルト様、どういった御用でしょうか?」


「店長、久しぶりだけどお願いがあってきた

母さんは来てないけどいいかな?』」


「もちろんいつも購入して頂いている男爵様に、なんなりといって下さい。」


「じゃあいくよ、服が買いたいお金はあるから。執事長服とズボンを各3枚、執事服とズボンを各6枚、メイド服とスカートを各10枚、

12歳から20歳が着る衣服を各20枚、下着を

あるだけくれるかな?」


「コルト様、それだと金額が高いですがありますか?」


「物はあるの、お金はあるからはやくして急いでいるから。」


「はい、ただいま用意します。ちょっとお待ち下さい。…………………はい、できました。

お金の方は、金貨250枚になります。」


「そしたら、金貨250枚ここに払うね、あと

荷物はどこ?」


「お金はいただきました。荷物はまとめて倉庫内にあります。案内します………こちらが

そうですが多いですが、大丈夫でしょうか

。」


「いや、大丈夫だ。今からやることは契約魔法

でしばるから誰にも言ったらダメだからね、わかった?」


「わかりました。」


「契約魔法しばり…見た事は言わない…イメージ……発動……無限♾倉庫……イメージ収納……………発動……。」

荷物を収納して、服屋をあとにした。幌馬車

に乗り移動し、街の門で衛兵に、止められた。

 

余談だがお金についてひとこと。

お金には七つあり、

王金貨、黒金貨、白金貨、大金貨、小金貨

銀貨、銅貨があるが黒金貨、王金貨は僕は

見たことない。

衛兵が3人話しかけてきた。


「コルト様、幌馬車でどちらにお出かけですか?」


「あ、隊長この前はありがとう、あれからね

魔法士ギルドに登録ができ、Cランクになったんだ。それでね、森に材料を取りに行くんだ

。」


「そうですか、気をつけて行ってきてください。」


「大丈夫。いっぱい取ってくるよ!、じゃあ門通るよ!」


 門を通り過ぎて、だれもいないのを確認したら、


「魔法 次元の箱庭……ゲート大オープン…発動。』

 大きい扉に幌馬車が入って行き扉がしまった。そこには、前よりも大きくなった屋敷があり、闇の大精霊アウルが人化した姿で迎えてくれた。


「マスター、お帰りなさい。今日はどうしたんですか?」

と、玄関前で待っていた。


「ただいま、アウル、欠陥奴隷たちをおろして、広間に並べてくれる。」


〈分かりました。マスター〉


すると、そこには欠陥奴隷が並んでた。


「じゃあ、最初は猫耳娘から治療する。なあ、名前と種族、年齢、欠陥箇所を言え。あと、逃げたらもとに戻すから解ったな。」

すると、猫耳娘が喋った。


「ご主人様、私はマリル、獣人、14歳、右腕です。」


「分かった、魔法神聖魔法…パーフェクトリカバリーヒール…イメージ右腕再生…発動……クリーン発動。」


「右腕が治っている、ご主人様、ありがとうございます。」


「マリル、今日から、従者をしてもらう。」




「じゃあ、二番手はメイドから治療する。なあ、名前と種族、年齢、欠陥箇所を言え。あと、逃げたらもとに戻すから解ったな。」



「ご主人様、私はリリーア、人間、19歳、両目です。」


「分かった、魔法神聖魔法…パーフェクトリカバリーヒール…イメージ両目再生……発動……クリーン発動。」


「目が見える、治っている、ご主人様、ありがとうございます。」


「リリーア、今日からこの屋敷でメイドをやってもらう。」



「三番手はエルフから治療する。なあ、名前と種族、年齢、欠陥箇所を言え。あと、逃げたらもとに戻すから解ったな。あと、言い忘れたことがある。これはお前たち全員に言う、ウソをついたら二度目はない!

僕を8歳のガキだと思ったら痛い目にあうからな、しっかり心に刻んでおけ。」



「ご主人様、私はサリア、エルフ、40歳、両腕、両胸、右足です。」


「サリア、お前、それでいいのか、じゃあ

お前はそのままだ。返品する。」


「すいません、許してください。」


「サリア、ここなにかおかしいって思わない

まわりに精霊がたくさんいること。エルフだから、わかると思って助けたのにこの仕打ち

勘違いしたのかも知れないね。次行こうか?


「ごめんなさい、ごめんなさい。もう、ウソはいいません。」


「分かった、魔法神聖魔法…パーフェクトリカバリーヒール…イメージ両腕、両胸、右足再生……発動……クリーン発動。」


「両腕、両胸、右足が治っている、ご主人様、ありがとうございます。」


「サリア、今日から従者をやってもらう。」


「四番手、治療する。なあ、名前と種族、年齢、欠陥箇所を言え。あと、逃げたらもとに戻すから解ったな。」


「ご主人様、私はシャーリー、人間、20歳、両足です。」


「分かった、魔法神聖魔法…パーフェクトリカバリーヒール…イメージ両足再生……発動……クリーン発動。」


「足が治っている、ご主人様、ありがとうございます。」


「シャーリー、今日からこの屋敷で料理を作ってもらう。」


「五番手、女冒険者三人を治療する。それじゃあ話せないだろう、治ったら言えばいい。


「分かった、魔法神聖魔法…パーフェクトリカバリーヒール…イメージ両足、両腕、顔面再生……イメージ3人……クリーン×3人…発動。」


「両足、両腕、顔面が治っている、ご主人様、ありがとうございます。」


 『ご主人様、私はティナ、人間、14歳、

私はアイナ、人間、13歳、私はリリナ、人間、12歳、私たちは三姉妹です!』


「そうか、三姉妹か。親はいないのか?」


「親はいません、孤児院で10歳まで育ちました。」

 

「じゃあ、三姉妹は今日から従者をやってもらう。」


「六番手、王都のいた奴隷を治療する。あとで名前と種族、年齢を言え。あと、逃げたらもとに戻すから解ったな。」


「魔法 神聖魔法…パーフェクトリカバリーヒール…イメージ全身再生……発動×2……クリーン×2発動。」


「全身が治っている、ご主人様、ありがとうございます!」


「ご主人様、私はマリア、人間、20歳、私はケイナ、人間、18歳です!」


「マリアは、今日からこの屋敷でメイド長になってメイドの管理を、ケイナはメイド長の補佐をしてもらう。」



「七番手、男性を治療する。あと、逃げたらもとに戻すから解ったな。」


「魔法 神聖魔法…パーフェクトリカバリーヒール…イメージ全身再生……発動×3………クリーン×3……発動。」


「全身が治っている、ご主人様、ありがとうございます!」


「ご主人様、私はセバス、人間、50歳、私はライ、人間、24歳、私はタク、19歳です。』


「セバスは、今日からこの屋敷で執事長になって屋敷の管理を、ライは執事をしてセバスの補佐をしろ、タクは庭と薬草園の管理をしてもらう。」 


「それから、僕の命令は絶対に聞くこと、奴隷だとしても、差別はしない。また、みんな

には個々に合わせて給料を渡すので仕事に責任を持って行動にあたる事。』


「あと男性用と女性用にわけた風呂があるから、今から入ってきてくれる、まだにおいが

するから、上がったらまたここに集合。」


「アウル、部屋数はあるの?」


〈マスター、部屋数は少ないです。〉


「じゃあ、今から作る、ビルド魔法……イメージ東棟10部屋…広さ6畳…イメージ西棟10部屋…広さ6畳………発動………。」

そうこうしていると、集まってきた。


「それから、ここにある大量の荷物は仕事着と普段着と下着だ。セバスは男性用を配れ、マリアは女性用を配れ。」

みんなに配り終わった。


「衣類を持って、部屋へ行ってくれる。東棟は男性、西棟は女性でわけたから一人一部屋

で今日は、休んで明日から働いてもらう。

指示は、アウルに任すからやってくれる。」


〈マスター、わかりました。〉




氏名   :コルト・ジャーマン

性別   :男

年齢   :8歳

登録ギルド : 魔法士Cランク




ジョブ  : 薬士

       魔法剣士

      【ソードマスター】

       魔法使い【賢者】【召喚師】

      【錬金術師】

レベル  :10【75】

生命力  :500 【79800】

/500 【79800】

攻撃力  :200【5500】

防御力  :200【∞】

魔力   :200【∞】/200【∞】

魔法防御 :50【∞】

身体能力 :200 【8000】

知力   :200【∞】

魔法   :【召喚魔法max】

      【精霊魔法max】

      【錬金魔法max】

      火魔法1【火魔法max】

      水魔法1【水魔法max】

      風魔法1【風魔法max】

      土魔法1【土魔法max】

      光魔法1【光魔法max】

      闇魔法1【闇魔法max】

      【時空間魔法max】

      【鋳造魔法max】

      【重力魔法max】

      【神聖魔法max】

      【結界魔法max】

      【契約魔法max】

      【防御魔法max】

スキル  : 剣術5【剣聖1】

       杖術5【杖聖1】

       槍術2【槍術10】

双術2【双術10】

       騎乗1【騎乗max】

       気配感知

      【隠蔽max】【偽造max】

      【魔力操作】【魔力探知】

      【無詠唱】【経験値二乗】

固有魔法 :【創造魔法】【無限♾倉庫】

      【神眼】【眷属max】

      【ナビゲーター】

      【言語理解】【学習理解】

      【次元の箱庭】【魔法陣作成】

加護   :【創造神】【戦神】

      【魔法神】【時空神】

      【生産神】

契約魔物 :アウル



【】 :隠蔽

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