第9話  8歳 ギルド登録

 あれから3年の月日がながれ、鍛練に明け暮れた。また、次元の箱庭では山と湖の管理

は、精霊王女様がじきじきにやってきた。

 それどころの騒ぎですまなかった、ひとり

できているものとばかりと思っていたが、王

女だから10人前後のお供だけかと思いきや、

国ができるくらいの精霊をつれてきた。

 それだけではなく、勝手に大きい木があっ

た。神眼があったので確認したら、世界樹と

でた時はおったまげたのを覚えている。

 また、次元の箱庭に家を建て錬金部屋、鋳造部屋を増設した。やっとこれで旅

にでた時に路上泊しなくて済む。

 冒険者の登録は、8歳からできると聞いて

父さんにお願いしたら、

「父さん、話があるんですが時間は大丈夫ですか?」

「なんだね、今なら時間あるがどんなこと

なんだ。」

「父さんには、以前話したことがあると思うですが、成人したら世界中を旅がしたいの

で8歳になったら、冒険者になりたいんです

。だから父さんの許可してほしいです。また

、できれば紹介状をお願いしてもいいですか

。」

「わかった、ギルドへ紹介状を書いて置くから、昼頃とりにおいで頑張るんだよ。」

「父さん、ありがとう。頑張るよ。」

 あれから、父さんに紹介状を書いてもらえた。屋敷の門からでたことがなく、わくわくが止まらなく、あらゆるものが、目新しいか

ぎりだったり、ギルドまですんなりとたどり着いた。

 ギルドの扉の前に立った時、まだ小さな子供にとっては胸の高なりやおじけていっこう

に入れなかったが、やっとの想いで扉をくぐり、中へ入った。

 受付は若い女性が受付をしてくれるみたいだ。冒険者ギルドには、男女差別が無く平等

に仕事の依頼が受けることができる。

 

「こんにちは、今日はどういったご用件ですか?」

 綺麗な受付のお姉さんが聞いて来た。

「今日は登録に来ました!あと、これ紹介状です。」

「ねえ、あなた何歳なの登録できるの。」

「はい、できます。8歳になりました。」


「では、紹介状は預かります。登録にはこちら

の用紙に必要事項をご記入ください。代筆は大丈夫ですか?」


 「はい、文字は書けるので大丈夫です。」


 そう言って用紙を受け取った。

 名前のところにクルトと書き、魔法属性と剣が得意だということを記入した。名前に名字を書かないのは男爵家の三男だし、成人したら平民になるので書かなかった。


 「書けました!」


 「はい、これで大丈夫です。それではこちらの部屋に入って、水晶に手を当ててください。そうするとこの水晶がその人の魔力を読み取って冒険者カードが作成してくれます。あと、ジョブも決めて下さい。」


 コルトは言われた通りに水晶に手を当てると手のあたりが光を放った。そしてどこから

か声が聞こえて、

 いまジョブにつける職業欄は十五個あります、つけるぶんだけついて下さい。

剣士、騎士、魔法使い、魔導師、ソードマン

ソードマスター、賢者、魔法剣士、商人、

鍛冶士、錬金術師、召喚師、薬師、司書

神官の中から選んで下さい。


「それじゃ、魔法剣士でお願いします。」


すると、カードが出てきた。上の階から聞こえて、人が降りてきた。


「ねえ、坊や上に上がってきて、紹介状は見たは、そのことも話ましょう。」

と、上の階から降りてきたお姉さんに言われ

ついていった。上がった奥の扉にはいり、ソファーに座った。


「私が、ギルドマスターのエレナよ、紹介状は確認したら男爵家の三男だそうね。」


「はい、そうです。ジャーマン男爵家三男

コルト8歳になります。……あのね、気になってしょがないのでお聞きしますが、なんで姿

を偽るんですか。」


「どうしてわかったの、誰もまだ見破られ

たことなかったのに、どうして?」


「どうしてと言われましても、僕には擬装

魔法は聞きませんよ。鑑定魔法と使い魔がいます。あなた、エルフでしょ?」


「あなた、どうしてわかったのよー?それ

に人種まで解るのよ、散々苦労したのにこん

な8歳の子供に、なにさらっとぶっちゃけてるのよ、使い魔どこにそんなのがいるのー。」


「まあまあ、落ちついて、ここには、登録

に来ただけでまだ商業ギルドにも、行く予定

なのではやくしてください。」


「あなた、使い魔はどこにいるの?」


「しょがないですね、アウル出ておいで。」


〈ハイ、マスター なんの御用でしょうか。

「あれ、進化したの?、人化してるじゃないか。」

〈ハイ、大精霊になりました。〉


「それは良かったね、おめでとう。これからもよろしくね!」


〈ありがとうございます。〉

 

「ギルド長、これが僕の使い魔闇の大精霊アウルです。これからよろしくお願いします。」

 

「えーーー、大精霊が使い魔なのか。あーよろしくお願いします。それから、ランクは、Fランクするから、よろしくね!」


「いきなりFランクからですか?」


「それはそうでしょう、使い魔が大精霊よ、

実力がなければ、使役出来ないじゃない。」


下の階から上がってきて、扉が開いて女性が入ってきました。


「カリン、ギルドランクはFランクに書き換えてくれる。」

 

「分かりました。」


「これがギルドカードになります。魔力を込めると名前とランクが浮き上がるようになっています。なくしたら、再発行は金貨一枚が必要になりますので無くさないようにして下さいね。」


「次にランクについての説明です。ランクは上からSSS、SS、S、A、B、C、D、E、F、G、Hになっており、一定数の依頼をこなすことで昇格します。また、特定指定魔獣を討伐します

といっきにランクが昇格します。特定指定魔獣はゴブリンキング2ランク、ワイバーン2ランク、ドラゴン4ランクなどが一例です。」


「Sランクになるためにはギルド長各二名からの推薦で、SSランクはギルド長各二名とギルドの所在国の国王陛下に認められること、SSSランクはギルドの所在国の国王陛下が三カ国で認められると昇格されます。」


「依頼については、通常依頼、指名依頼、緊急依頼の三種類があります。指名依頼とは、依頼者が特定の冒険者に仕事を依頼することです。まれに王や貴族からの指名依頼もあります。緊急依頼とは、魔物の氾濫など多くの被害が発生する恐れがある案件のことです。Bランク以上の冒険者は強制的にこの依頼を受けていただきます。また、他国と戦争になった場合ギルドは中立になりますので各自の判断にお任せしております。最後に冒険者同士の争いに関して、基本的にギルドは介入いたしません

。争いは、自己責任です。説明は以上となりますが何かわからないことがありましたらいつでもお聞きください。」


「あの、もし正当防衛で相手が死んだ場合には罪になりませんよね。」


「はい、それは大丈夫です。」


「ありがとうございます。」

 

「私の名前はカリンと言います。よろしくお願いします。」


「こちらこそよろしくお願いします。」


カリンさんが微笑みながら言ってくれた。

ギルド長室から、出て来て階段を降りた。

そしてギルドを出ようとすると背後から突然声をかけられた。


「ここはガキが来るような場所じゃねぇんだよ。」

振り向くと冒険者が三人が絡んできた。ランクはDランクだそうだ。


氏名   :コルト・ジャーマン

性別   :男

年齢   :8歳

ジョブ  :魔法剣士

      【ソードマスター】

      【賢者】【召喚師】

      【錬金術師】

レベル  :10【75】

生命力  :500 【79800】

/500 【79800】

攻撃力  :200【5500】

防御力  :200【∞】

魔力   :200【∞】/200【∞】

魔法防御 :50【∞】

身体能力 :200 【8000】

知力   :200【∞】

魔法   :【召喚魔法max】

      【精霊魔法max】

      【錬金魔法max】

      火魔法1【火魔法max】

      水魔法1【水魔法max】

      風魔法1【風魔法max】

      土魔法1【土魔法max】

      光魔法1【光魔法max】

      闇魔法1【闇魔法max】

      【時空間魔法max】

      【鋳造魔法max】

      【重力魔法max】

      【神聖魔法max】

      【結界魔法max】

      【契約魔法max】

スキル  : 剣術1 【剣聖1】

       杖術1【杖聖1】

       槍術1. 双術1

      【隠蔽max】【偽造max】

      【魔力操作】【魔力探知】

      【無詠唱】【経験値二乗】

固有魔法 :【創造魔法】【無限倉庫】

      【神眼】【眷属max】

      【ナビゲーター】

      【言語理解】【学習理解】

      【次元の箱庭】【魔法陣作成】

加護   :【創造神】【戦神】

      【魔法神】【時空神】

      【生産神】

契約魔物 :アウル



【】 :隠蔽

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る