第3話

愛花とは別れ、家に着く。

夕食を食べて自分の部屋で翔は窓越しで空を見ていた。今日は満月だ。

着替え、就寝した。

「カケ…ル…カケル…カケル!」

頭の中で誰かに呼ばれてるような気がした。

目が覚めるといつものリビングだ。今寝ていたのに…なぜ…不思議がっている最中テレビでニュースが流れていた。

「おはようございます!2030年4月11日のニュースです。」

「ん?おかしいな、2030年?今は2020年だぞ?あ、そうか夢か…」

夢だと自己暗示したが頭の中で誰に呼ばれたのかがすごく頭の中でつっかかっていた。

「ええ、次のニュースです。東京で交通事故がありました。」

あぁ、たまにあるなと他人事で見ていた。

しかし次のアナウンサーの一言で一気に目の色が変わった。

「交通事故にあったは小岩愛花さん。小岩さんは病院に搬送されましたが死亡が確認されました…」

「うそっ…だろ……いや、まさか夢だからなあ〜」

「カケル…いい加減に信じてよ。」

また頭の中で声がする。

「お前、まさか愛花か?」

問いかけてみた。するとなぜか目の前に愛花の姿があった。しかしいつもの愛花じゃない。少し大人になったようだった。

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