第2話

学校が終わり、翔と愛花は一緒に帰っていた。

「ねえ、カケルはさなんでいつもあんなに元気がないの?」

「いや、なんでって…」

「こんな私みたいなマドンナが彼女なんだからさ今日も愛花に会いに行くぞお!とかさ挨拶まじ嬉しい!っとかにならない訳?」

「ならないな。」

「はぁ、なんて無愛想な男なんだ…」

「嫌なら別れればいいじゃないか」

「なんで!そーいうとこも好きなの!」

いきなり言われたのか翔は少しだけ驚いたような顔をした。

「あ、カケル顔赤いぞお〜?やっぱ嬉しいんだろお〜」

「うるさい」

「あぁ、いじっただけじゃん〜、ごめんごめん〜」

愛花は笑いながら謝った。まったく、こいつは…と翔は少し呆れた。

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