高校入学
最悪な春休みも終わり、わたしたちは高校生になった
わたしも莉子も善も全員合格。
善とは同じクラスだった
話すこともなく高校生活が始まった。
わたしは入園してすぐ彼氏が出来た
……でも同じことの繰り返しだった。
1ヶ月くらいで別れた。
"なにやってんだろ"
自分でも分かってた。
けど、この人なら海斗を忘れさせてくれるかもしれない。
毎回期待して付き合う。
でも、海斗のことを忘れることはなかった。
6月。海斗からメールがきた
[久しぶり、元気?]
高校に入って、中学のときよりは海斗のことを考える時間は減っていた。
学校も違うし顔を合わせることもなかったから。
時間が解決してくれる
そう思っているのになぜか海斗と完全に離れることが出来なかった
[元気。なに?]
[俺フットサル始めた!]
[そうなんだ、よかったじゃん]
[メンバー全員彼女いて全員連れてくるから俺気まずいんだよね。萩花来てよ]
[え?なんでわたし?]
[俺彼女いないしそういうの萩花にしか頼めない]
[わかった。いつ?]
[毎週木曜の19:30から!一緒に行こ]
[りょーかい]
なんで?とは思ったけど断る理由はなかった
"また海斗と会える"
そう思うと嬉しくてたまらなかった
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