はじめまして
わたしは学校から帰るとすぐにメールをした。
[アドレス教えてくれてありがとう!5組の萩花って言います。よろしくね]
[どういたしまして〜海斗です〜よろしく〜]
[海斗ね!部活何入るの?]
[サッカーだよ!名前萩花ちゃんだよね?俺の友達がかわいいっていってた!]
[サッカーっぽい!(笑)そうなんだー!嬉しい!]
[メールすることになったって言ったらアドレス教えてって言われたんだけどいい?]
この時点でこいつ全然わたしに興味ないじゃんって。少しショックだった。
[うん、いいよー]
[善っていうから!いいやつだからよろしくね〜]
それから海斗とはたまに連絡をとったりはしても特別仲良くなることもなく、善とばかりメールをするようになった。
そして善と連絡をとるようになって1ヶ月経ったときに、善から告白された。
恋愛をしたことがほとんどなかった中学1年生だったわたしは好きということがなんだかわからなかった。
でも、善はいい子だった。優しかったしメールも楽しかった。
たまたま海斗とメールをしていたわたしは海斗に相談をした。
[善に告白されたけど、どうしたらいいかわからない]
[付き合っちゃえば?]
[好きか分からないのに?]
[付き合ってみたら好きになるかもしれないじゃん]
[そっか、じゃあ付き合ってみる]
わたしは海斗に気があるのに善と付き合った
中学1年の5月20日だった。
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