腐女子道

お勧めBL漫画紹介「落果」と「蜜果」(落果ネタバレ)

いやあ、バナナフィッシュについて書こうと思ってたんですが、あまりにも時間がかかりそうな上に

私が今どハマりしているBL漫画の新刊が出てとんでもなく興奮してる状態なんで、その漫画についてちょっと紹介したいと思います。

ちなみにここで紹介するBL漫画はソフトなものではなく、激しい性的描写のあるものなので、無理と思う方は、ここから先読むのはお辞めください。

私が今ハマっているのは、akabeko先生の「落果」と「蜜果」という作品で、蜜果は落果スピンオフの続編です。

「落果」には、3つの短編が入っているのですが

その中でも私の性壁に一番ぶっ刺さったのは、スピンオフの、ゲイ専門風俗店の店長とノンケホストのお話でして

多分この作品あまりに人気だったから、続編の蜜果に繋がったのだと思うんですけど、大体の粗筋を説明します。

ゲイ専門風俗店の店長は、今は売りを辞めているものの、昔はタチ専門のNo1コールボーイでした。

(タチとは、男同士で性行為をする際の、男役の方です)

そんなコールボーイ時代の店長の店にやってきたのが、新人ホストのレオ君で、彼の働くグリッターとゆう店はオーナーもホストもガラが悪く、いじめや見せしめが常習化しており

レオ君は先輩のスーツを汚してしまった罰ゲームとして、当時売り専をしていた店長の店に無理矢理連れてこられたのです。

元々グリッターのホストのタチの悪さに苛ついていた店長は、接客NGにすることもできるのに、レオを普通の客として対応し(レオが若い美形ホストだったんで好みだったってのもあるんじゃと、私は個人的に思っとります)

男本当に無理と言うレオに、女抱けない身体にしてやるよと、No1タチ専のテクニックを駆使して、レオの身体を堕としていきます。

これ風俗店だから、ちゃんとやる前に腸洗浄とかあって、レオ君も、このゲスホモ！とか言って嫌がってるので、読むのきつい人はきついと思うんですが

金もらってんだから仕事させてよとか、じゃあ前立腺探してきますとか(前立腺とは尻の奥にある、男でも問答無用で快楽を感じてしまう部分で、自分は時々、神様はなぜ人間のそんな所に快感を得る場所を作ったのか謎に思います)

とにかく店長がまるで業務をこなしてくようにやってる感じが、私にとっては凄く珍しくて面白かったんですよ。

私今まで何冊もBLエロ本読んできましたが、ここまで淡々と仕事として性行為やってるBL本、多分初めて読んだんですよね。

ただね、レオ君はもう、経験したことのない快感に、完全に堕ちちゃってるの反応でわかるんですが

仕事してるだけのはずの店長が、時折レオの反応をかわいいなと思う場面がいくつかあって、そこがなんともたまらないんですよね。

二人の関係はこの一夜で一旦終わるんですけど、それから何年か後、二人は偶然再会するのです。

レオはガラの悪いグリッターをやめ、他の店で人気ホストになったものの、実はあれから、店長の言葉通り、本当に女を抱けなくなってしまったことを告白します。

しかし、実は店長も店長で、ノンケホストを虐めた罰なのか、レオを抱いて以来、立ちはするけど最後までいけなくなってしまい、それが原因で売りの仕事を辞めていたのです。

あの日の快楽が忘れられなくなっていたレオは、悪いと思ってるならもう一度俺を抱けよ！と店長に迫ります。

この時ね、レオに恨み買って面倒くさそうだったはずの店長が、あー、お前案外可愛かったよねと思いだすように言って、久々に仕事してやるよと、再びレオを抱くんですが

akabeko先生の絵って、攻めの目の表情がとても色っぽくてですね。

コールボーイの時は、本当に表情一つ変えずパンパンやってるだけだったのに、２度目の時は、明らかにやってる時の店長の目や表情に色がついてるんですよ。

しかも、いけなくなってるはずだった店長が、再びレオを抱くことで、久々にいけて

まあつまり、たった一夜の出来事だったはずなのに、二人ともあの日以来、互いじゃなきゃダメな身体になっていたんですよね。

ただ、この時の二人には、まだ甘い雰囲気はありません。言っても身体だけって感じで、店長はデリヘル呼ぶなら俺呼べば？とレオに言い、レオもゲイのセフレ持ちのホストなんてと自分を嘲ります。

しかし、ああ、こりゃこの二人いい感じになっていくんじゃないかという期待は持たせてくれる感じで終わるんですよね。

そして、そこからの蜜果ですよ！

落果では、まだまだ恋人になるには程遠い感じだったんですが、蜜果での二人はすでにセフレとして同棲はじめちゃってて

実は蜜果の漫画の方には入ってないんですが、落果のBLCDには二人が同棲に至る話が入ってるらしく、私正直CDは、どうしても受け役の方が頑張ってエロシーン演じてくれてるなと思っちゃってあまり萌えないタイプなので、単行本が発売される際には是非是非そこらへんも詳しく漫画にしてほしいと願いつつ

(現在しっかり漫画にもなっております！先生ありがとう✨)

この蜜果ではね、淡々としていたはずの店長が、凄くレオにハマってるのが伝わってきてとても幸せな気持ちになります。

akabeko先生って、ちょっとした感情の動きを登場人物の表情に描くのとても上手くて

レオは元々表情豊かだし素直だから、店長好きなのわかりやすくて、すぐ泣いちゃうし本当に可愛いんですけど

逆に店長はね、普段無表情だから、レオを見る目のちょっとした変化が余計にグッとくるんですよね。

私BLでは、攻めよりも受けが絶対に重要な人で

正直攻めはね、受けより体格よければいいかなくらいなんですよ。

もちろん魅力的な攻めであればあるほどいいんでしょうけど

私の場合、受けさえ私好みのビジュアルと性格だったら、結構なんでも読めちゃう人で

逆に受けの性格やビジュアルが好みじゃないと、よっぽどストーリーが面白くないと読めなかったりします。

しかしこの落果と蜜果は、受けのレオ君は文句なしにビジュアルも性格も大満足で大好きなんですが

攻めの店長がすっごく魅力的でして、私実は初めて攻めのキャラクターにもハマったんですよね

いや、私BL漫画で攻めキャラにハマったこと今まで本当にないんですよ。

これ後に書こうと思ってる、腐女子の性癖で話すつもりなんですが、私、とにかく受けが好きで

私がBLをついつい読んでしまうのって、とにかく受けの反応を見たいからなんですよね。

だから攻めに対してはね、よっぽどのことがない限りあまり萌えることないんですが、この店長は凄く好きですしときめきます！

顔も好きだし、生まれ変わるなら店長のような男性になりたい！

とにかく、出会いは最悪すぎだったものの、話が進むにつれて、めちゃくちゃ素晴らしい愛ある男同士のエロ本になっていくので

読むなら落果だけでなく、蜜果とセットで読んでみて頂きたい。

ではではそんなわけで、これからも時々ここに、お勧めBL漫画の紹介したいと思いますので

よろしくお願い致します。