ひなたぼっこ生活6日目
テスト期間
相も変わらずテスト勉強に追われ
ひなたぼっこ&昼寝が出来ず
唸り散らかしながら
カリカリ、カリカリ、カリカリカリカリ
いよいよテスト開始1日前
要するに前日
目はトマトの如く赤く染まり
目の下には正体不明の黒いアザのようなものが
と、徹夜ガンギマリな状態で
未だカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリと
ペンを走らせ単語を頭に叩き込み
ブツブツブツブッブツブツと場所や
出来事、人物などを
呪文のように唱え
ひたすらに戦い続けていた
「………………ん、……………………あぁ
………………は?………………………チッ
……ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!…………ぇぁああぁ………。」
もはや発することが出来る言葉も
これくらいしか無くなってきたのか
ただひたすらに唸り散らかす
既に時間はてっぺんを越え
日をまたいでいた
ドン!ドン?コン…
ドアを叩く音がする
そこへ母がやってきた
「あら、日向まだ勉強してたの?」
(おっ、ここで母親登場ということは…
差し入れかっ?!労いの言葉の登場かっ?!)
「……ふっ、まだ足りないわねっ」
(はっ?
何言ってのこの人?へっ???
幻聴?夢?幻?
疲れすぎて変なん聞こえた?
まぁいっか、なんか言ってたけど寝よう
睡眠は大切だよな)
「あらあら?もう寝るの?
ってことは〜今回のテスト〜
相当自信があるのねぇ〜!」
(怖い!顔が 怖い!何だこの顔
ありえんあんりえありえんあえりん!
ばっ、バカな…覇気のない顔と
学校や近所で有名な一族の娘の母だぞ!
この娘あってこの母ありだぞ!
いや、冷静になれ私、
これはもしや……偽物では?
そうだそれに違いない、
そんな怖い顔ができるはずがない!
よし!寝よう!)
「ヘイキンテンシタマワッタラドウナルカワカッテルンデショウネェ?」
ん?なんか今言ったのか?
早口過ぎて聞き取れんかった
まぁいっか、それじゃ
good night…)
期末テストまで
あと、9時間………
※寝たのがテスト当日の夜中1時のため
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