ひなたぼっこ生活5日目

花粉症との戦いが始まりはや2週間


日向はある悩みと戦っていた


悩みの種 すなわち敵とは


中間テスト


学校に通っていれば定期的に行われる

逃れられない宿命


そしてサボれば親からの鉄槌そして

昼寝がしばらくの間行えなくなるという

日向にとっては負けられない戦いである


よってテスト期間中は

至福の日である日曜日

1度たりともひなたぼっこ&昼寝が

許されないのであった


それにより

「……ぅぅ…ぁぁ…んかぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…

んごぅあぁょっぁぁぉ…」


もはや人語を話せなくなるほど

疲弊もやむ無しである


「…今日はいい天気……日曜日……お昼…

風も心地いいのに………………寝れない……

んかぁぁぁぁぁぁア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!」


もはや発作

まさに人外の獣


性別を疑うほど唸り散らかし

悶えて目の前の問題と戦うのみ!


テスト期間まであと、1週間と3日!


ここを耐え切れればしばらくは休み放題だ!

負けるな日向!闘志を燃やして駆け抜けろ!


「オカーサン、ウルサイ!のウないにチョくセツ

ハナしカケナイデ!!!!!!!!!!!」


「あ、バレたッ、てへぺろッ!」


「いやいやいやいやないないないない

実の親がてへぺろ、なんてするとこ

私みたくなかった……………」


「あー!すぐそうやって酷いこと言うー!

もー、お父さんにいいつけてやるんだから!」


「あー、ハイハイどうぞどうぞ」


「むーー…馬鹿ぁ!日向なんてもう知らない!」


「まさかそんな言葉を親から聞くとは……

あぁ……幻聴が聞こえ始めたみたい……

もう私ダメだ…………」



日向の苦難は続く




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