「俺は生まれ変わった、世界の中心に君臨しなければならない。」その思いが、星上の心に燃え上がる炎を灯し、彼の周りの全てから煙を発させていた。彼はいてもたってもいられなくなり、溢れ出る自らの思いをノートに書き殴り、水も飲まず物も食べず、三日三晩そうして過ごした。その後、彼は、もう久しく行かなくなっていた学校に、彼のかつて憧れていた人であった近藤に会いに行くために、行くことにした。緊張は、もうどこにもなかった。

彼が学校に着くと、周りの連中大小からからかわれ、「よぉ、久しぶりだな陰キャラ」などと言われた。しかし、彼は一切気にせず近藤の元へ行き、「久しぶり、僕のこと覚えてる。」と言い、顔を誘惑するように滑らかに動かして、電話番号を書いた紙を渡した。また後でと言い、外へ出ると、追いかけてきたので、2人で近くの河原へ行き、話をすることにした。