第7話 Emotion
翌朝。
「姉様」
「藍斗」
二人の間に長く、そして冷えた空気が流れた
「よく眠れた?体は大丈夫?」
「ええ。まあ。藍斗は?」
なぜか話すことがとても後ろめたかった
「ああ。よく眠れたよ。だけど全身筋肉痛だよ禊の後に抹消は体力必要すぎる,,,やっぱジム通おうかな」
「ふふっそんなこと言えるなら元気ね!」
弟の冗談で先ほどまで冷えていた空気が暖かくなったような気がした
「おはよう、私の可愛い子供たち、少し疲れているようね」
「あ、おはよう」
階段を降りてきたのは母。ベージュのネグリジェに薄手のショールを羽織っている
「おはようございます。お母様。少し疲れましたが、たくさんねたので元気ですよ」
「そう、それならよかったわ。あ、そうそう今日は忙しいわよ」
そう言い放った母の周りにはなぜか暖かい空気を感じた
「?今日は何かあるの?」
「禊の人数がね多いのよ。あ、そうそう藍斗は今日抹消の方に専念してね」
禊の人数が多い,,,?それに藍斗は今日抹消に専念って事は、禊は私が
「かしこまりましたお母様。精一杯努めさせていただきますわ」
「美都音。一つ禊に関してのアドバイスをしておくわ。禊には感情を持つ事は金輪際止めることね。でないと貴方の身が壊れるわ」
感情,,,,,,,
「かしこまりましたわ。肝に命じておきます」
ユメのセカイ 篠塚 ヤト @poinsetia
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