第4話 Mission
「貴方達にしてもらう事は、殺しではないわ。まあ貴方達が殺しをしたいのなら話は別だけど」
母は至って冷静に、そして誇らしく任務について話し出した。
「貴方達にしてもらいたい事は、禊。禊っていうのはね、天皇様に逆らう裏社会の人間を抹殺する為に必要不可欠な最初の儀式なの」
その後、禊について教えてもらった。
禊とは、人間のマグワイの事を指すらしい。
中学三年生になったばかりの弟と高校生の私にとっては衝撃的な話だった。
「まって、待ってくれよ母さん。僕には心に決めた人が」
「そうよね。藍斗も美都音もそんな年齢よね」
じゃあ...!
「一週間。一週間待ってあげる。その間に、終わらせなさい。後悔がないように」
「待ってくれよ!急にそんな、、無理だよ母さん!母さん!!!」
そう言って母は地下室から出て行った。
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