ブルーのグラデーション

下記詩を受けて作った詩になています。

私に想う心と表現をもたらしてくれたこの詩は、現在アルファポリスに移されました。

ご興味を持たれた方は、是非訪れて見て下さい。



素の詩 僕の詩 作者 小鷹 りく

    第59話 波



溶けだした涙でブルー。

寂しくて寂しくて、薄いエメラルドグリーン。

真っ白な砂。


溶けだした涙でブルー。

悲しくて悲しくて、あざやかなエメラルドグリーン。

まぶたの裏に映る笑顔。


溶けだした涙でブルー。

苦しくて苦しくて、明るいコバルトブルー。

照り付けるの光。


溶けだした涙でブルー。

恋しくて恋しくて、深いコバルトブルー。

優しい言葉。


打ち寄せた波が溶かしていく。

しおが満ちて来て、あの子を濡らす。

どんどんどんどん溶けだして、深い深いコバルトブルーに染まって行く。


ブルーが溶けて行く。

固まってひび割れていた絵の具が、溶けだして行く様に。


ブルーが溶けて行く。

溶けだしていって、とっても素敵すてきなグラデーション。


ブルーなのに。


あの子のブルーは晴れたかな。

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