とある連詩の作家達

待ちわびる想い

下記詩を受けて作った詩になています。

私に想う心と表現を齎（もたら）してくれたこの詩は、現在アルファポリスに移されました。

ご興味を持たれた方は、是非訪れて見て下さい。

素の詩　僕の詩　作者 小鷹 りく

　　　　第1話　星降る夜

ねえ、解（わか）る、分（わ）かるかな。

どれほど待ち焦（こ）がれているか。

朝、何気なく空を見上げる。

昼、首を回して空を見上げる。

夜、一息ついて空を見上げる。

青く晴れ渡り、陽の光が照り付けていても見上げる。

風が吹き荒れ、雨が降り、閃光（せんこう）が走り、雷鳴（らいめい）轟（とどろ）く空も見上げる。

小さな氷の結晶（けっしょう）達が、次から次に見事な行軍（こうぐん）を慣行（かんこう）する空も見上げる。

いつもいつも気が付けば見上げてる。

いつもいつも君の姿を探している。

風の強い良く晴れた夜、流星群の夜。

月も気を使ってくれたのか今日はお休み。

高鳴（たかな）る思いを抑（おさ）え、空を見上げる。

さっ。

瞬（まばた）きを抑（おさ）え、空を見上げる。

すぅーーーー。

逢（あ）えますように、逢（あ）えますように、逢（あ）えますように。

ぱぁーーーーーーーーー。

オレンジ色を長く靡（なび）かせ、どの星よりも明るく輝いて、君は来た。

ついに来た、僕の手の中に。

歪（いびつ）でも、どんなに傷付いていても、美しい。

この喜びを、どうすれば良い。

ねえ、どうすれば良い。

隣の人に自慢（じまん）しようか。

明日、皆のいる所で大声で叫ぼうか。

この喜びを、どうすれば良い。