第3話 ここからは日記のように使おうと思うのです。
仕事が減ってしまい暇なのです。
せっかくなので、ここで自分語りでもしようかなーと。
一話目、二話目のようなことは書きませんので、ご期待された方はここでブラウザバック推奨。
さて、続きを読もうと思った人のためにも何を書こうかな。
では自分を変えた本について。
俺は作者とかにこだわらず、何でも本を読む人だった。
面白い本だと思ったら作者は藤原正彦だったり、面白くないと思ったら司馬遼太郎だったり。
こんな感じでかなり片寄った読書人生を過ごしてきた。
では自分の原点は?
それは忘れもしない小学生のクリスマスプレゼントだ。
詳しくは覚えていないが、低学年だったのは間違いない。
よく考えて欲しい。十歳にも満たない男の子がサンタさんに何を願うか?
オモチャだろう。当時流行っていたオモチャが欲しいとサンタさんに手紙を書いた記憶がある。
だが、骨折宅に訪れたサンタはオモチャを枕元には置いてくれなかった。
期待しつつ目覚めた骨折少年の枕元に置いてあった分厚いそれ……
俺は不安を感じつつ封を開ける。
そこにあったのは……
【海底二万マイル】
言わずと知れたジュールベルヌの代表作。
俺は涙した。サンタさん、なにを考えてるの!?
その年、俺は暗いクリスマスを過ごすことになった。
しばらく海底二万マイルは読まずに放置した。
そしてその翌年のクリスマスである。
俺は再びサンタさんにお手紙を書く。
「サンタさん、今年こそオモチャを……」
しかし現実というのは無情である。
この年のクリスマスプレゼントも本だった。
しかも二冊。
【神秘の島 上下巻】
これもジュールベルヌの代表作だ。
なんだうちのサンタは?
天国のジュールベルヌからいくらかもらって俺に嫌がらせしてんのか?
こうして俺は二年連続暗いクリスマスを過ごすことに。
だが俺も少し大人になった。
暇だったので、昼寝用の枕になっていた本を読んでみようと思った……
めっちゃ面白かった。
友達が俺を遊びに誘いにきたが断るほどに。
俺は潜水艦ノーチラスに乗り込み、様々な冒険をした。
神秘の島ではサバイバルをして仲間と共に危機を乗り切った。
こんな世界があるんだ。
こうしてアウトドア派の骨折少年は少しずつインドア派にシフトしていくのだった。
っていうか、サンタさんこそダディよ。
なんであんな本を俺にプレゼントしたの?
もしこれを見たら電話しなさい!
まぁ結果として読書が趣味になり、小説を書く側になるとはね。
その点については感謝しています(^-^)
ついでに宣伝しとくか。
今連載してるのは【魔銃使いの最強おじさん、知識チートで異世界復興!】っていう軟派なタイトルの小説を書いてます。
面白いから読んでね~。
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