3.


 ごはんのあとは、お茶を飲みながら、シャルはパパにお話をねだります。


「ねえねえパパ、『おうさまのくに』のお話して!」

「いいよ。何から話そうか」


 うーんと考えこんだパパは、翼を広げて、バッサバッサと体が重たそうに飛んでいきました。


「よいしょ、よいしょ。さっきギルドで、局長に説明がてら何枚か絵も描いたんだ。見てごらん」


 パパが小さなカバンを持ってきて、中から紙をとり出します。


「おうさまのお城の見とり図だよ」


 それはお城のスケッチでした。


 上から見た図、横から見た図、前から見た図。三つの方向から、お城がどんな造りをしているか、わかるように描かれています。そしてスケッチには、ところどころに


 小さく丸がつけられていました。


「この丸はなあに?」

「とっても大きなお城で、鳥なら出入りできそうな穴がいくつかあったからね。チェックしておいたのさ」

「へぇ~……お城って、どれくらい大きいの?」

「ものすっごく! ペルショワールの町と同じくらいだったよ!」

「ええっ、大きい~!」


 ペルショワールは山そのものといっていいほど大きな町です。それと同じくらい大きな建物なんて、想像もつきません。


「大きさだけじゃない、中にあるものだってすごいんだよ。本が何千冊も収められた図書室。一年中、色んな果物が実る温室。泳げるくらい大きなおふろ。一流のシェフたちが集まって、料理をする厨房。何百人も入れるダンスホール。そしていたるところにすばらしい彫像や絵が飾られていて、お城の中を散歩するだけで何日も楽しめるんだ!」

「すごい! いいなぁ、そんなところに住めて……おうさまはひとりで住んでるの?」


 そんな場所に住めるなんて、まさに夢のようです。


「いやいや、おうさまのお世話をするメイドさんに執事さん、おうさまの仕事をお手伝いする家来の人たちもいっしょに住んでるよ。それこそ、何千人もね!」

「なんぜんにん!」


 本当に、町のようです。


「なんで、そんなにたくさんの人がいるの?」

「メイドさんや執事さんは、おうさまのお世話以外にも、お城を掃除したり洗濯したり、料理したり、色々とお仕事があるんだ。だからたくさんいないと手が回らないんだよ」

「それはわかるけど、おうさまのお手伝いをする『けらい』って人たちは? おうさまは国のことをぜんぶ、ひとりできめちゃうんでしょ?」


 ひとりで全部やるなら、お手伝いはいらないんじゃないの? とシャルはふしぎに思いました。


「ああ、そうだね。でもひろ~い国のことを、おうさまがひとりで全部調べるのは、難しいからね」


 シャルだって、町の反対側で起きたことを、自分ひとりで全部知ることはできないだろう? とパパは言います。


「おうさまの代わりに家来たちが調べ物をしたり、国民の意見を聞いたり、情報をまとめたりするんだ。おうさまが決めるのは、本当に一部の、大事なことだけなのさ」

「へぇ~……」


 シャルはソファに寝転がって、パパの話を聞きながら、おうさまの暮らしを想像してみました。


 山のように大きなお城に住んで、メイドさんや執事さんにお世話をされながら、図書室でご本を読んだり、果樹園で果物を食べたり、家来の話を聞いて大事なことを決めたり。そして一流のシェフが作ったごはんを食べて、泳げるほど大きなおふろに入って、疲れたら寝るのです。


「……いいなあ、おうさま。わたしもおうさまになりたい!」


 シャルが心からうらやましくなってそう言うと、パパは声を上げて笑いました。


「……そうだね。たぶん、そう思ってる人はたくさんいるだろうね」

「ねえ、パパ。おうさまってどんな人なの? パパは会ったんでしょう?」


 国で一番偉い人とは、どんな人なのでしょうか。シャルは気になってたずねました。


「ん~、まるまると太った、気前のいいおじさん、って感じの人だったよ。珍しいものや新しいものに目がないんだ。パパみたいな絵を描ける鳥に会うのも初めてだったらしくって、ずいぶんと色々なお話をしたよ」


 空を飛ぶのはどんな感じなのか?


 その体で絵を描くのは難しくはないのか?


 どうして鳥になってしまったのか?


 そういったことを、えんえんときかれたそうです。おうさまはどうやら好奇心おうせいな人のようです。


「そしてパパは、はじめて『ばんさん会』にまねかれた鳥になったんだ」

「ばんさん会?」

「かんげいパーティーみたいなものさ。おうさまや家来の人たちと立派な服を着て、いっしょに晩ごはんを食べるんだ。おうさまはパパのために、わざわざ鳥でも着られるタキシードを仕立ててくれたんだよ」


 タキシード、と聞いて、シャルは「わぁ!」と声を上げました。


「タキシードって、あのタキシード!? かっこいい! パパ、着て見せてよ!」

「ああ、ごめん。今は持ってないんだ。飛ぶとき邪魔になるから、『おうさまのくに』に置いてきたんだよ」

「ええー! そうなんだ……」


 シャルは肩を落としました。


「でも大丈夫。現地のギルドの人が『とりのくに』に帰ってくるとき、いっしょに持ってきてくれる予定だから。二、三週間もすれば、見せてあげられると思うよ」


 あまりにもシャルががっかりしているので、慌ててパパはそう付け加えました。待てばパパのかっこいい服が見られる、とわかって、シャルも気を取り直します。


「それで、その、『ばんさん会』っていうの? おうさまとどんなごはんを食べたの?」


 食いしんぼうのシャルは、さっきあれだけおなかいっぱい食べたのに、やっぱりごはんのことに興味津々です。


「ああ、そうだねえ。すごかったよ、あのごはんは……」


 そして、食いしんぼうなのはパパもいっしょで、夢見るようなうっとりとした目つきになり思い返しています。


「……フルコースのディナーだったよ。前菜から始まって、スープ、魚料理、肉料理、野菜とフルーツ、デザート、そして食後の飲み物――といった風に、順番に色々な料理が出てくるんだ」

「へえ、へえ!」

「鳥のパパにも、食べやすいようなメニューでね。前菜は一口サイズのテリーヌだった」


 テリーヌとはひき肉や魚肉、野菜などにハーブとスパイスで香りをつけて、ゼラチンを混ぜてからオーブンで焼き固めたものです。


「ちょっと、食べたことがないくらい複雑な味で、何の肉なのかさえパパにはよくわからなかったよ。でもとにかく肉と野菜の旨味がすごくて、一口食べただけで全身に鳥肌が立つような、濃厚な味わいだった……」


 鳥なのに鳥肌っていうのもおかしな話だけど、とパパは笑います。


「おいしそう……」


 シャルは想像さえつかない料理に、ただひたすらうらやましい気持ちでした。


「次にスープ。バターナッツかぼちゃのポタージュ。パパには飲みやすいように縦長い器に入れられたものが出てきたけど、他の人のふつうのお皿には、やわらかな黄色のスープに、白いクリームで葉っぱみたいな絵が描いてあるのが見えたよ。これも深い味わいで、パパが人間だったら、お皿の底に残ったスープにもパンをつけて食べたいくらいだった」


 鳥の体なのでできなかったけど、とパパは悔しそうでした。


「そして魚料理! 『とりのくに』ではめったに食べないけど、『おうさまのくに』は海があるから、お魚もたくさんとれるんだ。晩餐会で出てきたのは、『ヒラメ』というお魚のムニエルだったよ」


 パパが、くちばしで鉛筆をくわえて、メモ用紙に魚の絵を描いてくれます。平べったい変な形の生きものでした。


「……これ、ほんとうにおいしいの?」

「そりゃあもう! 形は変だけど、見た目によらないものだね。この魚の切り身に小麦粉をまぶして、バターでカリッと焼き上げた料理なんだ。食べるときにふりかけるレモン汁の酸味が小気味よくって、外はカリカリなのに中はホロホロッとくずれる……油ののった魚の身とバターがかもしだすハーモニーは絶品で、あれは、おいしかったなぁ……」

「……お魚ってどんな味なの?」


 実は、シャルは、魚を食べたことがありません。『とりのくに』には小さな川しかなく、遠くでとれる魚も運ぶうちにすぐ腐ってしまうので、食べる機会がないのです。


「うーん、お肉に比べるとかなりさっぱりした味、かな? ちょっとだけ、生臭いというか、匂いが気になるところもある。でも新鮮な魚は臭くなくて、豊かな海の香りがして、とってもおいしいんだよ」

「いいなぁ! 食べてみたい!」

「おとなりの『ねこのくに』にも海があって、魚もたくさん食べられているから、いつか行ってみてもいいかもしれないね」

「行きたい! 行きたい!」


 シャルは思わず、大きな声を上げて跳び上がりました。


「ハハハッ、シャルがもっと大きくなったらね。旅行で行ってもいいし、シャルが大人になったら、郵便ギルドに入って『ねこのくに』支店で働くという手もあるよ」

「むむむ……! じゃあわたし、大きくなったら郵便ギルドに入る!」


 郵便ギルドでは、もちろんふつうの人間もはたらいています。そして『とりのくに』の郵便ギルドは、鳥の配達があまりに便利なので、他の国にも支店を出しているのです。


 シャルは大きくなったらギルドではたらこう、と決意しました。


「そして、メインの肉料理だ! これは『とりのくに』でも食べられる、牛肉のステーキだったよ。でもやっぱり、高級なお肉だったみたいで、ものすご~くやわらかいんだ……口の中にいれたら、とろけてしまうくらいに……」

「うわぁ……」


 想像したシャルの口のはしっこから、よだれがたれます。


「メインのあとは、さっぱりするために、サラダとフルーツが出てきたよ。サラダについていた色とりどりのミニトマトが甘くてびっくりしたなぁ。フルーツはお城の果樹園でとれたものだったんだって。種なしブドウが何粒か、カットされたイチジクに、ジューシーなナシ。どれも目が覚めるような香りと甘さで、今までパパが食べてきた果物の中で、間違いなく一番おいしかった」

「いいなぁ、いいなぁ!」

「でもそれで終わりじゃないんだ。デザートがあったんだよ!」


 パパは興奮して翼をパタパタさせます。


「ケーキだよ、ケーキ! モンブランっていう栗のペーストを使ったケーキが出てきたんだけど、これが本当にすごかった! 上品な甘さっていうのかな? 素材の味がクリームによって引き立てられて、中のメレンゲとあわさったときの味わい、風味ときたら……。パパはもう、天に昇ってしまうかと思ったよ」

「……むうううぅぅ!」


 聞いているうちに、シャルはうらやましいのを通り越して、悲しくなってきました。


「わたしも食べたかったー!!」


 魂の叫びです。あまりにもおいしそうな、夢のような食べものばかり。


 横で黙って話を聞いていたママも、特にケーキに関しては、自分も食べたそうな顔をしていました。


 ですが、どんなにおいしそうでも、所詮はみやげ話。


 どれだけ欲しがっても決して手が届くことはなく、憧れだけが膨れ上がっていくのは、つらいものがあります……


「――シャルがそう言うと思って!」


 しかし、パパは得意げでした。


「晩餐会のあと、おうさまに感想を聞かれて、パパはこう言ったんだ。『とてもすばらしいメニューでした、ぜひとも妻と娘にも食べさせたいです』ってね……!」


 パパの口ぶりに、シャルもママも、ごくりと生唾を飲み込みました。あのパパが、あの優しいパパが、ここまで期待させておいて、何もないということはありません。


「そしたらおうさまがね! 今度『とりのくに』に使者を送るとき、シェフも一人、いっしょに派遣して料理をごちそうしてくれるって!」

「ええーっ!!」

「あなた、本当!?」


 シャルとママはびっくりして、思わずだき合って跳び上がりました。


「うん。といっても、来年の話なんだけどね。でも、魚料理以外は、きっと食べられると思うよ!」

「やったー!! パパありがとう!!」


 悲しい気持ちも吹き飛んで、シャルは喜び、飛び跳ねます。


「あなた!」


 ママが、ビシッと親指を立てました。


「やったわね! すてきよ!」

「ふふふん……だろう? おうさまのごきげんとりをした甲斐があったよ」


 パパはつばさの先でくちばしをこすりながら、自慢げな様子でした。


「……実は、おうさまから『家来にならないか』とも言われたんだけどね」


 しばらくして、シャルとママが落ち着いてから、パパはぽつりと言いました。


「でも、遠慮しておいたよ。『家族がいるから』って言ったら、『家族ごと引っ越してくればよいではないか』って言われたけど……遠い国に行くのはいやだろう?」

「え! それでもよかったのに!」


 シャルがすぐに答えると、パパはズルッと椅子から滑り落ちました。


「そ、即答だねシャル……でも、うん、人間の体で『おうさまのくに』まで引っ越すのは、なかなか大変だよ。とても遠いし、道も険しいし。とにかく、パパがひとりで決めることではないな、と思ったんだ」


 それに、とパパは言葉を続けます。


「パパも色んな場所を旅してきたけど、やっぱり、お家が一番落ち着くよ。お家というのは、そういう場所なんだ。シャルにはまだ、よくわからないかもしれないけど……」


 そう言われて、シャルは改めて、お家の中を見回してみました。



 家族でいつも使っている木のテーブル。


 古いけど座り心地のよいソファ。


 パパとママのお絵描き道具に、ちょっとすすがたまっているキッチンのかまど。


 絵の具と、木の香りがまざった、お家の匂い。



 もし全部なくなってしまったら――やっぱり、ちょっとだけ、悲しくなってしまうかもしれません。


「うーん……『おうさまのくに』には、行ってみたいけど、やっぱりおうちにかえってきたいかも……」


 シャルがそう言うと、「だろう?」とパパは笑いました。


「パパも、いつもそう思うんだよね。だから今回、おうさまがむりやりにパパを家来にしなくてよかったよ」

「あなたが帰ってこなかったら、わたしもシャルも困るところだったわ」

「かごの中の鳥は、ごめんだからねぇ」


 ギルドに入っておいてよかった、とパパは肩をすくめます。


「まあ、ギルドに入ってなかったら、そもそも『おうさまのくに』に行くこともなかっただろうけど……とにかく、『おうさまのくに』はかなり楽しかった。おうさまはパーティー好きで、毎日のようにお城でパーティーを開いているからね。おかげでパパも、色んな人に会ってお話できたよ」

「『おうさまのくに』の人たちはいいなぁ~、そんなおうさまがいて。お城のパーティーにあそびに行くだけでたのしそう!」


 シャルがうらやましくなってそう言うと、パパは「うーん」と首をかしげました。


「いや……ふつうの国民は、お城には入れないんだよ」

「えっ、なんで?」


 シャルはびっくりしました。ふつうの人が入れないなら、誰とパーティーを開いているのでしょう?


「お城には偉い人か、おうさまに招かれた人しか入れないんだよ。みんなが一斉にやってきたら、大きなお城でも満員になって困っちゃうからね。ふつうの人たちは、おうさまが毎日ぜいたくしてるから、ちょっと不満に思ってるみたい」

「あたりまえだよ! おうさまだけ楽しんでたらだれだってうらやましいもん!」


 話を聞いているだけのシャルでも、これだけうらやましいのです。お城の近くに住んでいる人たちは、もっとうらやましいに違いありません。


「うん。だから、さすがにおうさまも、自分だけが楽しんでちゃまずい、と思ったらしくてね。パパがいる間にふつうの人も招いて、誰でも入れるパーティーを開いたんだ。みんなも楽しめるように、ってね」

「いいおうさまだね!」


 話がわかる人だ、とシャルは思いました。


「お城の近くに住んでる人たちは、みんなでこぞってお城にやってきて、飲めや歌えやの大騒ぎでずいぶんと楽しめたようだよ。パパも何人かとお話したけど、自分たちもたまに遊べるなら、おうさまがぜいたくしててもいいかな、って人が多かった」

「やっぱりみんなで楽しいのがいちばんだよ」


 シャルは食いしんぼうですが、おいしいものを独り占めするよりも、誰かといっしょに「おいしいね」と言いながら食べたい、と思います。


 ……おいしいものが、本当にちょっぴりしかなかったら、こっそり独り占めするかもしれませんが。


「ただ、パーティーが開かれたって聞きつけて、お城から遠いところに住んでる人たちがやって来るころには、食べものも飲みものもすっかりなくなってたんだ。結局その人たちは何も楽しめなくて、がっかりしながら帰っていったよ」

「ええ~かわいそう……おうさまは、なんとかしてあげなかったの?」


 その人たちの気持ちを想像して、シャルは自分のことのように悲しく思いました。


「うーん。おうさまや家来たちは、近くの人たちだけ見て、『みんな満足した』って思ってたみたい。だからもう、当分ふつうの人たちを招かなくても大丈夫、と思ってるんだろうねえ。『とりのくに』と違って『おうさまのくに』では、遠いところの人の声やニュースは届きにくいから」

「パパはおしえてあげなかったの?」

「そのころにはもう、おうさまとお話する機会がなかったよ。いちおう家来の人には言っておいたけど……」


 あんまりまじめに取り合ってくれなかったなぁ、とパパは苦笑いします。


「……ねえ、パパ。なんでおうさまは、そんなにえらいの?」


 話を聞いていて、シャルはふしぎに思いました。そもそも、なんでおうさまや家来たちだけ、そんなぜいたくができるのでしょう。


「うーん、なんでだろうね? パパも会ってお話してみたけど、なんで偉いのかよくわからなかったよ!」


 はっはっは、とパパが明るく笑い飛ばしたので、シャルもつられて笑いました。


「まあ、みんなが偉いと思ってるから、偉いのかなぁ。でもパパは、偉い人よりもみんなに好かれる人になりたいな、と思ったね。鳥だけど」

「パパはみんなに好かれる鳥だよ! わたしも大好き!」

「あははっ、シャルありがとう!」


 パパが、シャルの頭をなでてくれます。


 むかし、パパが人間だったころなら、抱きかかえてくれたのでしょうが。


 今は体の大きさの関係で、シャルがパパを抱きしめる方です。


「……いつの間にか、もう夜中だね。そろそろ歯を磨いておやすみ」


 窓の外を見ると、すっかり暗くなっていました。


 シャルも、今日はお買いものに出かけたり、ママの料理をお手伝いしたり、ひさびさにパパのお話を聞いたりして疲れていたので、すなおに寝ることにしました。




 その夜、シャルは夢を見ました。


 おうさまのお城で、いっぱい遊んで、おいしいものをたくさん食べる夢です。


 目を覚ますと、お口のはしからよだれがたれていました。


「やっぱりパパがおうさまの家来になって、ママとシャルもいっしょに、お城に引っ越しできたらよかったのに……」



 ――そんなことを、ちょっぴり思ったのは、パパとママにはないしょです。



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