第18話何も無く終わっちゃった
連絡先を交換するという行為の代償にお互い少しの傷を負うこととなった。
「思い出した、インターンの話をしようと思ってたんだ」
「ん?あー、あれ?」
「そう、事前にやらなきゃいけないことがいくつかあって結構面倒くさそうだったのよ」
「えっ?それは別に教室でもいいのでは?」
「あそこはい心地があまりよくないのよ」
「そんなに空気悪かったっけ?まあいいけれども」
「2人ともその話今からここでするの?」
「え?うん、そのつもりだけど。せっかく思い出したのだから」
「あらヤダ、お母さん邪魔かしら。ちょっと買い物行ってくるわね!」
非常ににこにこしながら動き出す。こわい。
「なんで?昨日行ってたじゃない。今うちにすぐ買い足さなきゃいけないものなんてないわよ」
なぜこのタイミングでドロンしようとしているのかをこの時の2人は知らなかった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます