第17話で?結局なに?
夫婦漫才とかなんだとかってイジられたけれど、今目の前で親子漫才してるしなあ…お笑い好きな家族なのかな?長いな…先に進まないな…
あー、お茶うめえ。
いつまでも終わらない、もはやここまで来ると漫才より茶番か寸劇か何かな?と思ってしまうほどだ。
「で?結局なんのために呼んだの?」
10分のコントを見てようやく少し進みそう。割に合わんよこれ。
「忘れた…もう余計なことばっかり言うから忘れたよ!」
相変わらず外行きのクールっぽいキャラが家出してるよ、あ、いやここ家だから外出てないか。むしろ、なに。帰宅?的な?じゃあいつも忘れ物してるじゃねえか。きっとおっちょこちょいなんだなははっ。
「何よその顔、ムカつくわ。ぶん殴りたいくらいには」
「顔にケチつけないでもらっていいかな?親に貰った今んとこワンオフの世界に一個しかない貴重な一生モンなんだから」
「親を貶す訳じゃないけれどなんかキモいわねあなた」
「おっ、忘れ物を拾い上げたな」
「何よ、忘れ物って」
「いや、で?なんだったの?」
「忘れたって言ったでしょ。聞こえなかったの?」
あ?なんだこいつ人を呼び出しておいてこれかよ。舐めてんのか?畜生ムカつくぜ。
「あの、ごめんなさい…別にからかってるわけでもなにか嫌がらせをしようとした訳でもなくて…その……あんまり外じゃ言い難い話があってけれど中でも言い難くて…その、えっと…」
本気で困っている。珍しい、ちょっとカメラ構えてみようかなどうしようかな。
さすがにここでそれしたら俺が嫌な奴だやめよう。
「いいよ、別になにか思い出したら言ってくれ。あ、連絡先教えるからここに送ってくれれば話が早くなる」
「連絡先?ああ、あの家族と親戚以外登録しないやつね」
「悲しい…だがあってるそれ」
なんか2人で痛み分けした。まじ心痛い。
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