第15話 おじゃまします
今何があった?しばかれて家に着いた。
「どうぞ、入ったら?」
あたかも何も無かったかのように振る舞う。
「え?今の何?今のボケ何?そういうキャラだっけ?ねえ、ねえねあ」
バキッ
「顔痛…」
「指痛…」
慌てて人の顔を叩いたら思ったより骨に当たった、顔より指の方が重症だよ。
「そんなおふざけも程々に早く入ってもらいなさいな、イチャイチャするなら人目につかないところで、ね?」
「だ、誰もイチャイチャなんかー!」
人の顔ってあんなスピードで真っ赤になるんだなって思った。茹でられたタコより真っ赤、夏に採れるトマトくらい?かな。
それはそうとしてドアの前にそれはそれは美人な人がいた。身長は170cmはあるだろうという高さ、スタイルの良さ、でっかい、肩甲骨位までの髪の長さそしてサラッサラ、説明不要、美人。
「あ、あの初めまして
「うん、初めまして!私は月、
娘がクールキャラみたいなのに対して随分明るいんだな、遺伝しなかったんだな、どっかみたいに。
ボカッ
「ぶべらっ!」
腹にいいのが入った。痛い、いっ、痛くね?
「コラコラ、夫婦漫才とかやるなら人目につかないところでって言ったじゃない、それとも何?見せつけてるの?イイわねぇ…若いって、母さんもそういう時あったわ〜」
「うるさい…そういうんじゃない!」
べキャッ
「コファッ!」
ことある事に何故か殴られる俺とは一体。
「話進まないから早く入って?」
理不尽に怒られた、志鶴に。
こりゃあダメだ、お母さん美人。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます