第10話 え?事後処理は?

悪意か無意識かはさておいてカオスを生み出したあと一体どうしたらいいのやらと頭を悩ませる四季を横目に

「ふぅ…」と随分爽やかに、スッキリテカテカとなった志鶴しづる

その顔に悪意がないのだからタチが悪い

「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙」

発狂する佐藤先生

ツルテカな志鶴

それを眺めて四季は目をそらすように考えるのをやめた。

それと同時に授業の終わりを告げるチャイムが鳴る

その音に志鶴以外の2人は救われた、と思った。

(こいつらがいなくなれば無為に私は傷つけられない!)

(発生したカオスから事後処理なしに離脱できる!)


各々がガッツポーズをしそれと同時に保健室から勢いよく飛び出して行った。

「え?急に…?」

ただその場に取り残された志鶴は何がなにやらわからずじまいツルテカもなくただ立ちつくすだけとなった。


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