第6話 各々の朝

ー四季の朝ー

ノイズを無性に消したくなった四季が逃げてから、あっという間に学校は終わり今日という日が終わる。そしてまた新しい今日という日がやってきた。

「んん…」

脳が朝だ、という事を認識、しかし体はそう簡単にはついてこない

それは人類みんなそうきっと。

「おひなひゃ…」

口すらまともに動かない

そのまま力尽きた。そんな彼の朝、8時


ー志鶴の朝ー

健康志向高め系女子、というわけではないのだが寝る時間は早く、夜は遅くても十時にには床に入る。

しかしだからと言って朝早くにシャっきりと起きれるか?答えはNOだ

「んんんんん………」

人類寝ぼけて発する音って「ん」がかすれたような声だよね、異論は認めます。

しぱしぱする目をこすりながら上半身だけ起き上がる

ワンピースパジャマがくしゃっと…それはおいておいて

あくびをしながら伸びをする、そのまま後ろに倒れこみ二度寝

そんな彼女の朝、8時30分


高校は始業8時40分だからまだセーフです

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