第10話
「……師匠、その物凄く綺麗な人は、どなた、なんですか?」
重ねて問いかけてくる、蒼依の瞳が赤みを増している。魔力がこもっている証で、蒼依が本気を出したり、怒ったりしているときの証でもある。
だから俺は「蒼依」と、静かに呼びかけた。
「あ、そ、その、私……ごめんなさい」
シュンと項垂れる。自分には怒る資格なんてないのにという心の声が聞こえてきそうだ。それが分かったので、俺は静かに息を吐く。
「クラウディアは、最古の精霊だ」
「サイコの精霊……?」
「なにやら発音が怪しいな。古(いにしえ)の精霊の中でも最も古い精霊のことだ」
「え、精霊が人の姿で顕現しているんですか!?」
蒼依が素っ頓狂な声を上げる。
精霊と契約をして聖痕を付けられること自体が伝説レベルである。精霊が顕現して同行するなど、歴史上でもわずかな事例しかない。
だが……
「蒼依達は聞いたことがあるだろう?」
「えっと……お婆様の友人に不遇の聖者と呼ばれる方がいて、精霊と共に戦っていたと聞いたことはありますが、てっきり誇張かなにかとばかり……」
やはり聞いていたか。
「それは誇張じゃないぞ。クラウディア、自己紹介を」
「蒼依、蒼二、初めまして。あたしは最古の精霊、クラウディア。貴方のお婆さんが話していた精霊はあたしのことです。気軽にクラウディアお姉ちゃんと呼んでくださいね」
俺は無言で額に手を当てた。
「え、えっと……最古の精霊、クラウディアお姉ちゃん、様……ですか?」
ほら見ろ、蒼依が混乱しているじゃないか。
「蒼依、こいつは最古の精霊だが、性格は見ての通りだ。適当に相手をしないと疲れるぞ」
「セツナ、その紹介はあんまりです」
クラウディアが不満気な顔を向けてくる。
「彼女は気さくな性格だから、クラウディアと呼んでも大丈夫だって説明したんだ」
「そう……なんですか? だったら良いですけど」
ふっ、なかなかチョロい精霊様である。
「……セツナ、心の声が聞こえてますよ?」
おっと。いまのは言葉のあやだ。それよりほら、二人が困ってるぞ?
置いてきぼりの二人が困っていると心の声で知らせる。だが、二人が見ているのはクラウディアではなく俺だった。
「なんだ、俺になにか言いたいことがあるのか?」
俺の問いに、蒼依と蒼二が顔を見合わせる。それから目でものを語る感じで頷きあうと、蒼依が俺に向かって口を開いた。
「その、なんと言うか……師匠の軽口を叩く姿が新鮮だったので」
「あぁ……そう言えばまだ説明をしていなかったな。さっき俺は転生をしたと言ったが、実は今回が初めてじゃない。あれは二度目の転生、だったんだ」
「二度目の転生、ですか?」
「俺も今回の転生で記憶を取り戻して知ったんだが……不遇の聖者は、俺だ」
蒼依と蒼二、二人の目がまん丸に見開かれた。
翌日の早朝。俺達は出発前に冒険者ギルドに顔を出した。緊急依頼を受けたものが他にいないか確認するためである。
「おはよう、アイシャ」
「おはようございます」
受付嬢のアイシャが笑顔で出迎えてくれる。
それは良い。それは良いのだが……なんだかその笑顔が、営業スマイルとも、好意的な笑顔とも違う。なんだか、物凄くなにか言いたげな笑顔だった。
「……なにかあったのか?」
「いえ、ただ、昨日あの後、三層のドロップアイテムを大量に持ち帰ったPTが複数現れたんですが、そのドロップ量の凄まじいこと、凄まじいこと……」
その目は、どれだけ狩ってるんですかと言いたげだった。
「昨日は、その……色々あってな。すまん」
「いえ、謝って欲しい訳ではないのですが……放置されていた物なので、所有権がセツナにないんです。だから……」
「あぁ、そういうことか。レベルアップに必死で、ドロップアイテムは意図的に放置したんだ。だからドロップアイテムについての権利を主張する気は一切ない。好きにしてくれ」
「分かりました、そういうことでしたら」
どうやら納得してくれたようだ。
これで安心だと思ったのだが、アイシャは「ところで――」と続ける。
「どうしてセツナの後ろに、蒼依と蒼二がいるんですか?」
「実は緊急依頼に同行させてもらうことになった」
「……はい? それはなんの冗談ですか?」
「冗談なんかじゃない。そのために急いでレベルを上げたんだ」
静かに言い放つ。それで俺が本気であると伝わったのだろう。
アイシャは表情を険しくして、蒼依と蒼二を睨みつけた。
「二人とも、いまの話は本当なのですか? セツナはまだ最低ランクで、一昨日に冒険者になったばかりなんですよ?」
「それは分かってるけど、ししょ――いてぇっ」
師匠と言いかけた蒼二がうめき声を上げた。どうやら、蒼依に抓られたようだ。
「セツナさんは相応の実力を示して、同行すると言ってくれたんです。決して、私達が強制した訳じゃありません」
「それは……本当ですか?」
アイシャが探るような視線を向けてくるが、やましいことがない俺は素直に頷く。
「セツナ、少しこちらに」
アイシャに腕を引かれ、隅っこに連れて行かれる。
「どういうつもりなんですか、セツナ」
「聞いたとおりだ。二人に同行させて欲しいと頼み込んだんだ」
「本気で、ヒュドラ退治に同行すると? でも、レベル50に達していなければ、緊急依頼に参加したとしても、報酬は支払われませんよ?」
「理解しているし、危険なのも承知の上だ。それでも、同行すると言ってるんだ」
ギルドにもルールはあるが、これはその適用外。俺が無報酬でヒュドラに挑むことを、ギルドに止める権利はない。だから、説得は無駄だと言外に訴えかける。
「……事情は知りませんが、あの二人に同行するのは危険です」
「あの二人の腕は確かだと思うが?」
「そういう意味ではありません。あの二人は、師匠を殺したという噂があるんです」
一瞬、なにを言われているか分からなかった。
「貴方は知らないかもしれませんが、あの二人には貴方と同じ名前の、セツナという師がいたんです」
「それを、あの二人が殺したと?」
「本人達は、ジークという冒険者が裏切ったと言っていますが……おそらく」
そんな噂があるとはびっくりである。俺はそれがデマだと知っているが、転生した本人だなんて言ったらこちらの頭がおかしいと思われかねない。
少し考え「忠告は受け取っておくが、俺はそんなことはないと信じている」と答えておく。
「……分かりました。そこまで言うのなら止めません。くれぐれもご注意を」
アイシャはため息交じりに告げると、受付カウンターへと戻った。
「私の権限で、同行の許可を出しておきますね。通常の緊急依頼の報酬は出せませんが、成功したら冒険者ランクには影響が出るようにしておきます」
「そんなことが可能なのか?」
「こう見えて私はギルドのナンバー2でサブマスター。次期ギルドマスター候補なんですよ」
ふわりと微笑んでいるが、強権を発動させるつもりらしい。
もっとも、断る理由はないのでありがたく登録してもらおう。
「それと、俺達がここに来たのは、緊急依頼への参加者がいないか確認するためなんだが」
「それなら一人現れました。蒼二や蒼依と同じAランクの冒険者で、先に冒険者ギルドが手配した馬車に行っているはずなので、合流してください」
期待していなかったので、俺達は思わず目を見張った。
ギルドが手配してくれた馬車の前。アイシャのいうAランク冒険者が待っていた。
二十代半ばくらいだろうか? ブラウンの髪と瞳の剣士。これといった特徴のない容姿をしているが、その身体はかなり鍛えられている。
「ようやく来たか、お前達が蒼二と蒼依だな」
「……俺達のことを知っているのか?」
「姉弟の冒険者は珍しいからな。俺はジェイク、見ての通りの剣士だ」
ジェイクと名乗った男はぶっきらぼうに言い放ち、ちらりと俺に視線を向けた。
「それで、お前はなんだ?」
「俺も特別に同行させてもらうことになったんだ」
「特別に? どういう意味だ」
「緊急依頼を受けるにはレベルが足りていないんだ。だから報酬はもらえない。いわゆる、善意の参加者って奴だな」
緊急依頼の取り分には影響でないことを強調する。
「どういうつもりか知らないが、止めておけ。レベルが足りてない奴がヒュドラと戦うなんて、無謀にもほどがあるぞ」
「忠告はありがたいが、もう決めたことだ。それに、受付嬢のアイシャに許可をもらった」
「……あいつが? まったく、余計なマネを」
ジェイクが舌打ちをする。だが、それ以上口出しをするつもりはないのか「命が惜しくないのなら勝手にしろ」と言い放って、馬車に乗り込んだ。
朝日の降り注ぐ街道を馬車で揺られること数時間。ヒュドラの目撃されたという湿地帯へとやって来た。
俺達は近くで馬車を下り、ヒュドラの目撃された地点へと徒歩で向かう。ほどなく、水辺の近くに三つ首のヒュドラがいるのを見つけた。
ヒュドラの中では下位種に分類されているが、毒ブレスは非常に強力で範囲も広い。まともに食らったら、そのまま死に至ることもある。
「さて、これからヒュドラを倒す訳だが……なにか案はあるか?」
ジェイクが蒼二に問いかける。
「正攻法なら誰かが正面でヒュドラのタゲを引きつけるべきだが……」
「そうだな、その通りだ。なら、お前が正面でタゲを引きつけてくれ」
「待てよ。俺は盾持ちじゃないぞ。タゲは持ち回りで分散させる。もし正面でタゲを取るなら、大剣を使う俺より、あんたの方が適任だろ?」
「俺だって盾持ちじゃない。それに、こういうのは言い出しっぺがやるものだろ?」
誘導したのは明らかだが、盾役がいない以上はこういう展開になることは予想できた。
だから――
「正面でヒュドラを引きつけるのは俺がやる」
俺は横から名乗りを上げた。
ジェイクだけでなく、蒼二や蒼依にとっても青天の霹靂だったのだろう。皆が一斉に、なにを言い出すんだと言いたげに俺を見る。
「し……っ、セツナが正面なんて無茶だ。それなら、俺が正面を引き受ける」
蒼二がタゲ役を受けようとするが、俺はダメだと遮った。
「蒼二の大剣は正面で攻撃を引き受けるのに向いてない。だから、俺が引き受ける」
真正面から蒼二を見据え、きっぱりと断言した。それで俺に譲る気がないと分かったのだろう。蒼二はしぶしぶと引き下がる。
それを見届け、俺はジェイクへと視線を移した。
「という訳で、正面は俺が引き受ける。あんたもそれで良いな?」
「……危険を買って出るのは殊勝なことだが、タゲを一人で取れると思っているのか?」
「もっともな疑問だな。一人で取るつもりだが、厳しそうなら攻撃を控え目に頼む。それでも無理なら……仕方がない。そのときは蒼二に任せる」
むろん俺はヒュドラの注意を引きつけ続けるつもりだ。しかし、仮に失敗しても俺に危険が及ぶだけで、ジェイクには迷惑を掛けないという意味意味。
「どうだ、試してみる価値はあるだろ?」
「はんっ、そこまで言うのなら勝手にしろ」
「決まりだな。なら、蒼二とジェイクが別れて斜め後方。蒼依は俺と蒼二のあいだだ」
俺と蒼二のどっちがタゲをとってもジェイクは後方から攻撃が可能で、蒼依は攻撃とサポートをこなせる配置を提案する。
「良いだろう。なら、それで行こう」
ジェイクが言い放ち、蒼二と蒼依も大きく頷く。
「――さぁ、狩りの時間だ」
ヒュドラを葬るために、俺は索敵範囲外から正面へと向かった。
「クラウディア。最初から、お前の力を使わせてもらうぞ」
「セツナが望むままに」
穏やかに微笑むクラウディアは非実体化している。
今回は最初からクラウディアの力を当てにしているので、クラウディア自身は戦えない。だから、同行者がいると知った時点で非実体化したままでいてもらうことにしたのだ。
俺はクラウディアの胸に手を差し入れて魔剣を引き抜いた。それを両手で握り締め、まだ真の力を引き出せていない神器は腰に吊したままにする。
そうして準備を終え、他のみんなが配置につくのを待つ。蒼依はヒュドラの巨体に阻まれて見えないが、蒼二がこちらを見て頷いた。準備は万全のようだ。
俺は自分に強化魔法を掛けて身体能力を上げ、魔剣に魔力を込める。
「行くぞっ!」
ヒュドラに向かって駈け出す。索敵範囲に入ったことで、ヒュドラが向かってくるがかまわず距離を詰め、その胴体に全力の一撃を叩き込んだ。
ヒュドラの首が一斉に俺を睨みつけ、その一つが大口を開けて襲いかかってくる。俺はそれを飛び下がって回避。更に牽制の一撃を入れる。
頃合いを見て、背後から蒼二達が攻撃を開始する。ヒュドラがその首を仰け反らせ――身体を反転させようとする。俺よりも、背後の誰かの方を危険視したのだろう。
やはり魔剣の力だけじゃ火力がたりない、か。
だが、それは想定内だ。
俺は即座に【アクセル】を発動させ、側面を向いたヒュドラの脇腹に魔剣を突き刺した。
ヒュドラが咆哮を上げ、再びこちらへ振り返る。ブオンと風を切る大きな音と共に襲いかかってくる首をギリギリで回避、すれ違いざまに魔剣で斬りつけた。
相手の遠心力により、剣を持つ手に凄まじい衝撃が走る。【アクセル】を発動させていなければ、いまので剣を弾き飛ばされていただろう。
このまま一気に攻めたいところだが、いまの俺に常時【アクセル】を使っての戦いは不可能だ。一度【アクセル】を解除して、要所要所でだけ【アクセル】を起動するようにする。
首による薙ぎ払いをしゃがんで回避、他の首が叩き潰そうとするのを転がって避ける。
避けてばかりいてはターゲットを維持できないが、時にカウンター、時に魔法による攻撃を加えて、ただひたすらにタゲを取り続ける。
そのあいだに、どんどん蒼二達がダメージを与えていく。そうしてヒュドラを追い詰め始めたそのとき、中央の首が大きく息を吸い込み始めた。
「毒ブレスの予備動作だ、潰せっ!」
蒼二とジェイクが即座に攻撃を叩き込む――が、ブレスの予備動作は止まらない。なんとしても潰さなければ、毒を撒き散らされて形勢をくつがえされる。
やるしかない――と【ダブル・アクセル】を発動。全身がバラバラになりそうな痛みに耐えながらヒュドラの胴を駆け上がり、息を吸い込んでいる首を斬りつける!
だが――それでもヒュドラは息を吸い込むのを止めない。
「これでも足りないのかっ!」
以前の俺なら潰せたはずだが、いまの俺では届かなかったらしい。重力に引かれて落下する俺を、息を吸い込み終わったヒュドラが見据えている。
着地を狙われたら俺に避ける術はない。まともに食らえば、下手をすれば即死だってあり得る。絶体絶命のピンチだが――ヒュドラの首が爆風に晒された。
いまのは、蒼依の攻撃魔法か!
「よくやった、蒼依っ!」
【ダブル・アクセル】を使用した俺はもはや限界だが、大技を潰されたヒュドラもフラついている。たたみ掛けるのならいましかない。
クラウディア、封印を解除してくれっ!
「はい! ……盟約により、我が力を汝に託しましょう」
俺の願いに呼応して、クラウディアが封印を解除する。身体の底から精霊の力が溢れ、全身に力がみなぎってくる。
右目に聖痕が浮かび上がり、最古の精霊の力が一時的に俺の力となった。
「いまだっ、全力で攻撃しろっ!」
俺は魔剣を振るい、さきほどの衝撃で頭を垂れていた首を切り落とす。続けて、もう一本の首を斬りつけるが、そっちはギリギリで回避された。
俺の力を警戒したヒュドラが、左右の首で交互に牽制を入れてくる。
「セツナ! いまのセツナでは、そう長い時間、あたしの力を使えません!」
分かってはいるが、ヒュドラが警戒してて上手く反撃が出来ない!
蒼二達もダメージを重ねているが、倒すには至っていない。ただ、ヒュドラは完全に俺を警戒していて、タゲが離れる心配はいらなそうだ。
そう判断した俺は少しだけ距離を取り、体内の魔力素子(マナ)を魔力へと変換する。使用するのは刹那が得意とした
「【紅炎乱舞】っ!」
紅い炎がヒュドラの胴を焼く。刹那の得意技を食らったヒュドラの首がのたうち回る。そうして地面に振り下ろされる首にカウンターを合わせ、俺はもう一本の首を刈り取った。
残り一本!
この勢いで一気に倒そうとするが――俺の全身を満たす精霊の力が暴走を始める。
「これ以上は限界ですっ!」
クラウディアが警告を発すると同時、全身を満たしていた精霊の力が消えていく。それと同時、身体に掛かっていた負荷が甦り、全身に声にならないほどの激痛が走った。
【ダブル・アクセル】が強制的に解除され、俺はその場に膝をつく。
「ぐ、ぅ……あと、少し、なのにっ」
ヒュドラの首はまだ一体健在だ。連続攻撃によりフラついてはいるが、怒りに満ちた目で俺を睨みつけている。
俺は即座に魔力素子(マナ)を魔力へと変換し、回復魔法を発動させる。全身の痛みが和らいでいくが、立ち上がるには至れない。
先に衝撃から立ち直ったヒュドラが首を振り上げ、俺へと振り下ろす。
避けるにも、身体が動かない。だが、それでも最後まで諦めないと、俺に終わりをもたらそうとする首を睨みつける。
刹那――ヒュドラの首は、俺の真横を叩きつけた。
なにが起きたのか理解できない。
だがわずかな間を置いて、ヒュドラの身体が光の粒子となって消えていく。開けた視界も向こう側、こちらに駆け寄ってくる蒼二と蒼依の姿が見えた。
どうやら、二人がギリギリでとどめを刺してくれたらしい。
「師匠。大丈夫ですか!?」
「ああ、おかげで命拾いをした」
回復魔法を使いながらもかろうじて立ち上がる。一時はどうなることかと思ったが、なんとかヒュドラを倒すことが出来た。
蒼依や蒼二もかなり成長していたが、ジェイクの存在も大きかった。彼がいなければ、蒼依や蒼二はともかく、俺はやられていたかもしれない。
だからお礼を言おうとジェイクを見た俺は、言いようのない嫌な予感を抱く。それがなんなのか、必死に頭を働かせた俺は不意に閃いた。
ジェイクの浮かべる笑みが、あの日のジークとそっくりなのだ。そう理解した瞬間、ジェイクが蒼二と蒼依めがけて腕を振るう。
「蒼依、蒼二、避けろっ!」
とっさに手を伸ばすが間に合わない。蒼二と蒼依はジェイクの攻撃魔法に呑み込まれた。
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